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「Winny」開発者の「無罪」が確定、包丁の製作者には罪がない

奈良の長谷寺パソコン
奈良の長谷寺

Winny事件についての解説です。警察官がWinnyを利用して、捜査情報を漏えいするなどの「情報漏えい」事件が相次ぎました。京都府警はWinny開発者を「著作権侵害行為幇助」の疑いで逮捕しました。包丁の製作者を罪に問うような事件でした。

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「Winny」開発者の「無罪」確定

 

2011年12月、最高裁判所により、Winny開発者の「無罪」が確定しました。

 

記憶によれば、この事件は、警察官が自分のパソコンへWinnyを入れて、捜査情報が外部に漏れたのが原因です。警察官による捜査情報漏えい事件が相次ぎ、マスコミから警察が叩かれました。京都府警は、警察の威信にかけて、2004年5月9日に「著作権侵害行為幇助」の疑いでWinny開発者を逮捕したのが始まりでした。

 

その当時、P2Pという通信方式でのファイル共有技術は、学術研究面でも大変有意義なものでした。Winny開発者の逮捕は、研究者の間でも衝撃でした。情報通信技術の開発者が逮捕されるのです。研究者たちは、Winny開発者の逮捕を、誰も納得していませんでした。

 

「例え話」として言われたのが、「包丁と殺人」です。殺人事件が発生したときに、凶器である包丁を作成した職人が「幇助罪」として罰せられるのか、という議論でした。

 

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警察の威信にかけて

 

京都府警などは、Winny開発者の過去の発言を問題視しました。ネットでの書き込みの中に「今の著作権制度自体を根本から覆す」というような発言があったとして、幇助罪での摘発を行ったのです。警察官による情報漏えいが止まらず、警察の威信にかけて、Winnyを葬り去りたかったのでしょう。

 

Winny開発者が逮捕される前日は、東京大学の研究室を家宅捜査するため、本郷周辺のホテルなどは、京都府警の警察官で埋め尽くされたとの噂もありました。

 

海外でも同様の訴訟(Winny開発者ではありません。)があり、無罪となっていたのを覚えています。

 

有罪か無罪か、双方に論拠があると思います。しかし、結果的には「無罪」になりました。

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