SMAP解散についての解説です。解散発表までのわかりやすい経緯です。解散の発端になった週刊誌のインタビュー記事から、生謝罪、活動休止、解散発表までの経緯です。メンバーそれぞれの気持ちが揺れ、最終的にやむを得ず解散した状況がわかります。
SMAP解散の発端は週刊誌
2015年1月
ジャニーズ事務所の副社長へのインタビュー記事が、週刊誌に掲載される。
副社長は、SMAPのマネージャーに対して、(自分の娘との)「派閥争いは許さないこと、もしマネージャーが派閥争いするなら、SMAPを連れて出て行きなさい」と発言。ジャニーズ事務所の中でも、SMAPは踊れないグループなどと、SMAPも批判した。(週刊誌の記者に、煽られた感じの内容)
2015年8月頃
SMAPマネージャーが、退社と独立を計画
2015年11月
中居くん、稲垣くん、草彅くん、香取くん4人が、マネージャーと一緒に独立することを決断。木村くんは、独立について明確に反対せず。
木村くんが残留を決断
2015年12月後半
木村くんは、ジャニーズ事務所残留を決断。
2016年1月12日
マネージャーが、ジャニーズ事務所の関連会社「取締役」を辞任
2016年1月13日
「SMAP解散、独立クーデター」などと報道される。
マネージャー退社に伴い、中居くん、草彅くん、稲垣くん、香取くんが独立を計画していると報道された。木村くんはジャニーズ事務所に残留するので、独立クーデターは失敗との報道もあり。
スポニチ 「SMAP分裂危機 退社も」
日刊スポーツ 「ジャニーズ激震 SMAP解散」
テレビ放送で生謝罪
2016年1月18日
「SMAP×SMAP」生放送で、SMAP全員が並んで「生謝罪」
木村くんがSMAPメンバーをリードして、解散を否定する謝罪会見。メンバー全員が顔面蒼白で、無理矢理に謝罪させられていることが明らか。「生謝罪」や「公開処刑」とまで言われた。
2016年1月
国会答弁でSMAP解散が話題になる、 安倍首相の答弁
「多くのファンの期待に、また、願いに応えて、グループが存続するということは、良かったのではないかと思っています。」
2016年5月4日
ジャニー喜多川社長が、SMAP解散を明確に否定。ジャニー喜多川社長は、「25周年コンサートをやりたい」とSMAPメンバーへ話す、しかし前向きな返事はなかった。
2016年6月7日
ファンクラブ会報誌で、メンバー全員が「解散しない」と明言
2016年6月16日
ジャニー喜多川社長に呼ばれて、SMAPメンバー5人が集まる。
みんな不機嫌な顔で、聞かれたことしか話さない。
香取くんと草彅くんは「5人では出来ない」の一点張り。中居くんは、「吾郎、剛、慎吾を守らないといけないので同調する」と話す。
木村くんは、「仕事やるために解散騒動を乗り越えたのに、なんでやんないの?何があろうとやるべきじゃん。はぁ、俺には全然わかんないわ」とイラついていた。
ジャニー喜多川社長が、3つの提案をする。
「スマスマ20周年」を記念し、日本武道館で感謝祭を9月に実施
紅白歌合戦出場
ジャニーズカウントダウンコンサートに出て、ファンに感謝の気持ちを伝える
しかし、木村くん以外のメンバーは、いずれも拒否した。
6月以降も、ジャニー喜多川社長とメンバー5人で面談。5人で2度、個別で2度、ジャニー喜多川社長が面談した。
香取くん、草彅くん、稲垣くんは、「解散は望まないが5人ではやりたくない、やれないんです。」と発言。(木村くんとは一緒にやれないという意味)
それを聞いた木村くんは、「は、なんで?、5人でやるために残ったんじゃないの?」
活動休止を提案
2016年7月4日
ジャニー喜多川社長が5人と会談。16日と18日の音楽番組への出演はどうするのとSMAPメンバーへ聞くと、「今の状況で5人で一緒に歌うのは難しい」との返事。仕方なく出演見送り。
ジャニーズ事務所は、音楽番組に出ない状態が続くのは、ファンの不安を煽るだけ、しばらく活動を休止したほうが良いと提案。
2016年7月11日
7月の音楽特番のオファー見送り
木村くん以外のメンバー4人が、一緒にステージに立つことに、首を縦に振らなかった。
香取くんは、「ステージに立てない」、「立ちたくない」、「今の状況では立てない」、香取くんの虚脱感が大きかった。
2016年7月25日
事務所幹部とメンバーが個別面談。
稲垣くん、草彅くん、香取くんは、活動休止について会社に一任。
2016年8月4日
木村くんは、活動休止を了承するが、SMAP復活を希望。木村くんは「なんで25週年ツァーできないかなぁ」と発言。
2016年8月5日
中居くんは、事務所の判断には逆らわず、「4人はそういう意見ですか、わかりました」と話す。
2016年8月5日
メンバー全員が活動休止で合意する。
木村くんはハワイへ夏休み
メンバー4人が解散申し入れ
2016年8月10日(水)
事態が急転。
木村くん以外のメンバー4人が、ジャニー喜多川社長を訪れる。香取くんが、「休むより解散したい」と強く主張。草彅くん、稲垣くんも同調。中居くんはとても驚いた様子だったが、「解散でいいと思う」と仕方なく同調した。
活動再開が見えない状況で、中途半端な形で、ファンに期待を持たせたくないこと、潔く解散したい、というメンバー4人の気持ちを伝えた。中居くんは、SMAP存続を模索していたが、押し切られる形になった。
2016年8月11日(木)
ジャニーズ事務所幹部が協議、「2016年12月31日をもって解散」と苦渋の決断
SMAP解散発表
2016年8月14日(日)
「SMAP解散」を正式に発表
午前1時 、ジャニーズ事務所が各社へFAXし、SMAP解散を正式に発表した。 香取くんの生放送終了後に発表した。
解散発表時のコメント
木村くん「情けない」
中居くん「許して」
この言葉が、素直な気持ちを表現しています。当時のSMAPメンバーの状況が伝わります。
木村くんは、SMAPとして活動を続けられないメンバーに対して、「情けない」と感じたのでしょう。(もっと大人の対応できないのか)と、イラついたのです。
中居くんは、香取くんの「もう解散したい」という気持ちを翻意させることができず、結果的に解散になってしまい、ファンに対して「許して」と感じたのでしょう。
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