間違った「SEO対策」は、無駄な時間を費やします。Googleのアルゴリズムは、「パンダ・アップデート」と「ペンギン・アップデート」により、大きく進化しました。昔は有効だったサテライトサイトやペラサイトは、もはや意味がありません。
SEO対策でサテライトサイトを作る
2013年10月、Googleの掲載順位上位表示を目指して、SEO対策を勉強しました。
SEOとは、GoogleやYahooなどの検索サイトで、検索結果として上位表示されるよう、工夫することです。SEOは「Search Engine Optimization」の略です。検索結果のトップページ(1ページ目)に表示されることを目指します。
近所のブックオフで、SEOに関する中古本を10冊ほど買って調べました。リンクを集めるのが、SEOに一番効果があると書いてありました。サテライトサイトやペラサイトを作って、本命サイトへリンクを貼るのが良いとのことでした。被リンクが、検索結果で上位に表示される効果的な手段でした。
そして、サテライトサイトは、数が多い方が有効との情報でした。そこで同じ記事をコピーして、多数のサイトを作りました。
しかし、半年ほど経過してから気付いたのですが、どうやら、この手法は間違いでした。
2012年後半から、Googleの検索結果は、コンテンツの内容を重視するようになりました。特に、オリジナル性と役立つ内容かなどのコンテンツの質が、掲載順位に大きく影響するようになりました。つまり、同じ内容の記事が、複数のサイトにあると、評価が下がってしまうのです。(4つまでならOKという怪しい情報もあります。)
「パンダ・アップデート」と「ペンギン・アップデート」
ほとんどの訪問者は、Googleの検索結果を見て訪問します。Googleの検索結果として表示される掲載順位が、アクセス数に直接影響します。検索結果の掲載順位が上位になれば、アクセス数も増えます。検索結果のトップページは、誰でも見ますが、2ページ目や3ページ目は、見る機会がグッと下がります。
「パンダ・アップデート」と「ペンギン・アップデート」は、Googleの掲載順位を決定するアルゴリズムのアップデートです。非公開です。
「パンダ・アップデート」は、2012年7月に実施されました。コンテンツの質に対する評価です。オリジナル性とユーザーに役立つ内容かどうかで判定されます。
「ペンギン・アップデート」は、2012年4月に実施されました。価値の高いサイトから、どれだけ多くリンクされているかで評価されます。質の高い被リンク数が影響します。「ペンギン・アップデート」前は、いわゆる中身のないペラサイトからのリンクでも、その数が多ければ評価されました。サテライトサイトの量産が、SEOに効果的でした。
古い書籍で「間違ったSEO」
古い情報を基に、私がSEOに取り組んだときは、すでに価値の低い被リンクは、評価が下がる状況でした。この間違ったSEO対策の原因は、古いSEO対策の書籍を買ってしまったことでした。
(うー、まずい。)
私は、メインブログを無料のseesaaブログで作成し、バックアップ目的で無料の楽天ブログへ記事をコピーしてました。つまり、両方とも記事の内容が同じです。いわゆる「同士討ち」状態です。Googleからの評価が下がっています。
そこで、不要なブログ(コピーブログ、コピーサイト、サテライトサイトなど)を、全て削除することにしました。
SEO対策の「まとめ」
SEO対策は、Googleの掲載順位を上げることが目的です。一方、Googleの検索アルゴリズムは、日々改善されています。利用者が欲しい情報が、検索結果の上位に表示されるよう工夫しています。
正しいSEO対策のコツは、訪問者が求めている内容にすることです。訪問者が何を求めているか「想像すること」が重要です。訪問者の多くは、「何かを探して」います。
また、SEO対策に取り組むときは、ネットなどで、最新の情報を把握してから実施しましょう。古本は利用しないことです。
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