ハウスメーカーの正しい選び方について解説します。一戸建ての家を持ちたいときは、建売住宅と注文住宅で迷うところです。家を持つことは、一生に一度の大きな買い物です。品質を重視した注文住宅にするときの、ハウスメーカーを選ぶポイントです。
新築のときに迷う会社選び
家を新築するときに、最初に迷うのが会社の選び方です。ハウスメーカー、工務店、不動産会社、建築専門会社など、たくさんありすぎました。
友人や親戚など、自分の周りに新築した経験のある人もいません。建売住宅を購入した人はいますが、注文住宅を経験した人が周りにいませんでした。
以前、欠陥住宅がテレビのニュースになりました。社会問題で毎日報道されてました。不良会社だけは絶対に避けたいです。そうなると大手の会社が安心です。
そこで、次の条件を必須としました。
有名な信頼できる大手会社
欠陥住宅や手抜き工事をしない会社
なるべく費用を抑えられる会社
インターネットで、ハウスメーカーのランキングと評判を詳細に調べました。
会社選びのポイント、「安さ」か「品質」か
ランキングサイトで10位以内にリストアップされている会社をメモしました。次に、それぞれの会社について、「会社名 評判」、「会社名 口コミ」で検索された結果をじっくり読みました。
すると、およそ2つのパターンに絞られました。
品質よりも建築費用を安く抑える。
品質を重視し、可能な範囲の予算で計画する。
つまり、「安さ」を重視するか、「品質」を重視するかです。両方を兼ねる会社はありませんでした。
安い新築建物なら、40坪の家でも1000万円以内で建てられます。しかし、材質や設備は質が落ちます。キッチンやバスルームのデザインや機能が安っぽいです。安くしようと思うと、妥協せざるを得ない部分が出てきます。
迷った結果、「品質」重視で会社を選ぶことにしました。一生に一度の大きな買い物ですし、地震の多い日本です。材質や工法などの安全面も考慮することにしました。
信頼できる営業担当者
次のポイントは、営業担当者が、「信頼できる人かどうか」です。
会社は良くても、営業担当者の雰囲気がいまいちだと、良い家の設計は困難です。やはり、営業担当者との相性が重要です。
注文住宅は、設計段階から仕上げ段階に至るまで、長い期間、詳細な打ち合わせが必要です。営業担当者の人柄は、かなり重要なポイントです。もし気になるようなら、早い段階で担当者を変えてもらうか、会社を変えましょう。
私は、一度だけですが、営業担当の人を変えてもらいました。自分の職場で、みんなから嫌われている人と同じ苗字の人でした。打ち合わせのたびに、職場の嫌な思い出が、頭に浮かぶのが耐えられませんでした。もちろん、偶然、苗字が同じだけで、職場の嫌な人とは全く関係ない人でした。でも事情を話したら、すぐに別の営業担当者に変わってくれました。しかし、営業担当者を変えてもらっても、打ち合わせに集中できず、結局、違う会社に変えました。
営業担当者に対して、相性や雰囲気に違和感を感じたら、すぐに会社を変えることをおすすめします。やはり、人と人には相性があります。家を新築するときは、営業担当者と頻繁に打ち合わせすることになります。私は、8ヶ月の間、週末の土日のうち、1日は打ち合わせでした。
住宅展示場で会社を探す
おすすめな方法は、各メーカーが合同で展示している「住宅展示場」を見学することです。見学のときは、名前や住所などをアンケートに記入しますが、なるべく多くの「住宅展示場」を見ると良いです。次におすすめなのが、「住宅フェア」などのイベントです。いずれも、見て回るときに営業担当者の印象をチェックしておきます。押し売りのように、しつこい会社はパスしましょう。
たくさん見ることで、目も肥えてきます。各社の営業担当者と会話することで、いろいろな情報を得ることができます。
良い営業担当者
私は、結果的に「住友不動産」を選びました。営業担当者の「人柄」で決めました。設計段階から打ち合わせを始めるので、図面が完成するまでに3ヶ月必要でした。とても親切で、細かい打ち合わせも楽しくできました。
こちらが知りたい情報を多数見つけてくれ、その中から最も有利なものを推薦してくれます。会社の利益を意識しない営業姿勢が信頼できました。
会社を決める前には、3社に声をかけてました。こちらの要望を条件として伝え、「良い物件」を提案して欲しいこと、「他社にも提案をお願いしてる」ことを伝えました。3社とも、「他社とコンペさせて頂くのは当然のこと」という姿勢で、好感を持てました。いずれも良い提案でした。最終的に選んだ会社は、やはり営業担当者の信頼性でした。
良い営業担当者のポイント
笑顔が良い
わからない情報を、すぐに多数調べてくれること、回答が早い
どんな質問も、面倒くさがらずに対応してくれる
豊富な知識と情報網を持っている
私の営業担当者は、二級建築士の資格を持ってました。図面の打ち合わせのときに、わからない記号なども教えてくれました。