弁護士に判断できないことの解説です。公私混同疑惑で辞職した舛添都知事は、法律違反でないことを証明しようと、弁護士による記者会見を行いました。しかし、弁護士による報告書は、多くの国民の気持ちを全く理解してませんでした。
国民の気持ちを理解できない弁護士
2016年6月、舛添東京都知事の政治資金流用疑惑について、第三者調査委員会の弁護士が記者会見しました。
「違法ではないものの、不適切と言わざるを得ない」
予想どおり、歯切れの悪い、理解に苦しむ記者会見でした。
都知事は、「違法ではない」ことを証明したかったのでしょう。しかし、国民感情とはかなりズレてました。マスコミや国民が問題視しているのは、公私混同疑惑に対して、何も反省していない都知事の横柄な態度です。都民の税金を私物化して、謝罪もせずに平然としている態度を問題視しているのです。
公私混同の判断
そもそも、弁護士や裁判官などの法律の専門家は、法律についての専門家であって、世間一般の常識や感覚を持ってない人が存在します。およそ1割程度の高学歴な変な人たちです。いわゆる、法律は知っていても、一般常識は知らない人たちです。周りの空気が読めない人たちです。
あまりに一般常識とかけ離れた判決が多く社会問題になり、「裁判員制度」を作った経緯もあるくらいです。
違法と常識の判断
よくよく考えれば、六法全書ばかり見ながら孤独に育ってきた人と、多数の友人と遊びながらテレピの娯楽番組で育った人とは、感じ方や考え方が違うのは当然です。そして国民の多くは後者です。
国民の多くは、法律の専門家ではありません。法律に則して物事を判断しません。自分の過去の経験や育ってきた環境から、直観的に善悪を区別して判断します。
違法かどうかでなく、「国民の多くが、どう感じるか」が一般常識です。
国民の税金を使用する人たちは、常に説明責任を負います。そして、国民が疑問に感じるような、一般常識から外れた言動を、自ら律する倫理観が必須です。
公私混同の判断は、法律の専門家の意見に従うのではなく、普通の感覚を持つ人たちの意見に従うべきでした。マスコミのように、多くの人がどう考えているか、常識的な感覚を持つ人たちの意見が大切でした。
コメント