「F1サウンド」ロス?刺激と快感を求めて大型オートバイの教習所へ

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大型二輪教習所
2017年モーターファンフェスタ 富士スピードウェイ

大型二輪免許の教習所へ通うようになった動機です。ライコネンがフェラーリに復帰した2014年から、「F1サウンド」が消失しました。F1観戦の魅力がなくなり、大型二輪の教習所へ通う決心をしました。教習所へ通うときの不安を解消する方法です。

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「F1サウンド」が消失

世界最高峰の自動車レース「F1」は、フェラーリやメルセデス・ベンツ、ルノーなどの一流メーカーが参戦しています。最先端の技術を集結してレーシングカーを作り、世界各地でレースをしています。

マクラーレンホンダ

2013年までのF1レースの魅力は、最高回転数19,000rpm以上で発生する「F1サウンド」でした。エンジンが奏でる官能的なエキゾースト音でした。「F1サウンド」は、実際にサーキットで聞くと、テレビとは全く別物です。サーキットで目の前を走る「F1」を体感すると、鳥肌が立ち身体の芯が震えます。一流アーティストのコンサートやオーケストラを、初めて「生」で聞くのと同じ感動です。日常生活では味わえない感動の世界です。官能的な快感を、エキゾースト音と空気の振動が与えてくれます。

この「F1サウンド」が、2014年からのレギュレーション(エンジンの仕様)変更によって消滅しました。排気量は1.6L V型6気筒直噴シングルターボエンジンに統一され、最高回転数は15,000rpmまでに制限(以前のエンジン最高回転数は19,000rpm)されました。エンジンの回転数が下げられたことで、ベッテルが言うように「壊れた掃除機」のような音になってしまったのです。

ホンダF1

2014年のF1は、ライコネンがフェラーリに復帰しました。アロンソとライコネンが同じマシンで競います。二人の天才ドライバーのどちらが速いか、見るのが楽しみでワクワクしていました。「F1サウンド」は、それほど気にかけていませんでした。

しかし、いざF1レースが開幕すると、マシンのエンジン音やエキゾースト音が本当に消失していました。後にベッテルが「壊れた掃除機」と表現しましたが、かなり的を得ていました。本当に、魅力がなくなりました。

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「F1ロス」のために大型オートバイへ

東京から三重県の鈴鹿サーキットまで、毎年、片道400キロのドライブで観戦していたF1も、2014年からキッパリとやめました。

以前は9月頃になると、鈴鹿サーキットまでの「ひとりドライブ」と、F1レースを楽しむための旅行計画を考えるのが楽しみでした。年に1度の「祭り」が近づくように心が踊りました。その「F1」の楽しみが消滅し、つまらなくなったのです。

いわゆる、「F1ロス」です。

F1

それまでは、仕事のストレスも、年に1度のF1観戦を楽しみにして、我慢してきました。何かツライことがあっても、「秋にはF1観戦できる」と我慢し、サーキットでビールを浴びながら、思い切りストレスを発散できました。

そしてF1観戦をやめてから、しばらくすると、いつもは楽しかったはずの土日さえ、つまらなくなってきたのです。

(F1の他に、没頭できるような、何か面白いことはないだろうか?)

別の趣味を見つけようと、いろいろとネットで調べました。しかし興味の湧くものが見つからず悩んでいたところ、ふと頭に浮かんだのが、オートバイでした。私は20歳の頃、中型オートバイの免許を取得しました。乗ろうと思えば、400ccまでの中型オートバイなら、いつでも乗れます。

早速、自宅近くの「レンタルバイク」のお店をネットで探すと、何軒かありました。ところが、レンタル料金が意外と高いのです。いずれも1日1万円くらいです。

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レンタルより「大型二輪の教習所」

これから趣味として、ストレス解消や、走りを楽しむためにオートバイに乗ろうと思いました。そうなると月に1度は乗りたいです。1年間レンタルで乗れば12万円です。12万円は、ちょっと高いです。そして12万円あれば大型二輪免許が取得できてしまいます。それなら、大型二輪の教習所に通う方法があります。教習所なら、750cc(ナナハン)のオートバイに乗れるし、同時に免許も取れます。オートバイを楽しめて、免許も取れれば一石二鳥です。

ただ唯一の気がかりは、54歳という年齢です。教習所の若い教官からの注意に耐えられるかです。教習所に通うことが、逆にストレスになるなら、意味がありません。

教習所に通うことを考えれば考えるほど不安になります。そこで、次のように考えることにしました。

もし、途中でイヤになれば、すぐに教習所をやめれば良い。

大型オートバイの免許が取れなくても困ることはないし、生活にも関係ない。

そもそも、レンタルバイクの「代わり」として通う教習所なのだから。

つまり、「遊び感覚で教習所に通う」と考えれば気が楽になります。オートバイに乗れる時間は、教習所なら12時間くらいです。もちろん教官に怒られるのはイヤですが、若い頃を思い出し、精神面でも「自分を鍛え直す」良いチャンスかもしれません。何しろ日常生活の中で刺激が生まれ、楽しそうです。

考えてみると、54歳という年齢は、大型オートバイを扱うには、体力的にも最後のチャンスです。老後になってから後悔しないためにも、思い切って大型二輪免許取得のために、教習所へ通うことを決心しました。

教習料金 97,200円(2014年の料金です。)
最短教習時間 12時間(中型二輪免許所持のため)

教習所へ申し込むと、「今だけのキャンペーン」として、技能教習オーバー分は無料保証でした。合格するまで何時間でも乗れます。若くない私には、とてもありがたいキャンペーンでした。検定試験に落ちても、無料保証で再度受けられます。教習所は、公安委員会に認定されているので、試験場での実地試験は免除です。実質的に、大型オートバイの免許取得が保証されていることになります。

リーズナブルで安心でした。

でも、教習所の有効期間は9ヵ月です。それまでには卒業する必要があります。

ところが、教習所へ申し込んだ夜から、寝る前に再び「不安感」に襲われました。(ああ、なんて小心者だんだぁ!)

教習所を無事に卒業できるだろうか?

ムカつく教官はいないだろうか?

教官に文句言われて耐えられるか?

ホントに重いナナハンに乗れるか?

楽しみと不安が入り混じって、複雑な気持ちでした。これも刺激になって、「自分を鍛えるためにも良い」と考えることにしました。不安を打ち消すため、「大型オートバイの免許は取れなくても良いんだ」と軽い気持ちで挑戦することにしました。

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