「ふるさと納税」についての解説です。「税金の手続きが大変そう」と思い、「ふるさと納税」してない人が多いと思います。はっきり言って、毎年、かなり損してます。例えば年収400万円の人なら、実質1万円節約できます。累積額は「ハワイ旅行」ほどです。
ほんとに「お得」なのか
はっきり言って「お得」です。「ふるさと納税」しないと、「毎年損している」のと同じです。
「ふるさと納税」は、都道府県や市区町村へ「寄附」を行い、返礼品が受け取れるものです。この返礼品が、とても「お得」なのです。実質2,000円の負担で、数万円の返礼品が受け取れます。
そして返礼品は、豪華なものだけでなく、お米、お肉、野菜などの食料品を、毎月届けてもらうことも可能です。食料品や日用品の返礼品があります。
独身者でもお得ですが、共働き夫婦なら2倍になります。ものすごく得します。
我が家は、正月の「おせち料理」、お米と、お肉とソーセージ詰め合わせを受け取っています。夫婦二人で毎年5万円ほど節約してます。
年収別に「得する金額」を、節約額として計算しました。返礼品の金額は、寄附額の3割相当で計算しました。計算式は下段です。参考金額です。
年収 → 節約額(年間)
年収300万円 → 6,400円
年収400万円 → 10,600円
年収500万円 → 16,300円
年収600万円 → 21,100円
年収700万円 → 30,400円
年収800万円 → 36,700円
節約額=寄附金の全額控除上限額(扶養なし)✕返礼品0.3―自己負担2,000円
「ふるさと納税」は、2008(平成20)年から制度が開始されています。2019年11月現在、すでに11年間実施されてきました。当初から「ふるさと納税」制度を利用している人は、すでに次のとおり節約して(儲けて)います。上記の「節約額」✕11年分で計算した累積額です。
11年分の節約額
年収300万円 → 70,400円
年収400万円 → 116,600円
年収500万円 → 179,300円
年収600万円 → 232,100円
年収700万円 → 334,400円
年収800万円 → 403,700円
なんと、軽くハワイ旅行できる金額です。「ふるさと納税」で、食料品や日用品を選択すれば、これだけ節約できます。
ふるさと納税の「申し込み手続き」
「ふるさと納税」は、税金の手続きが面倒そうで、「確定申告を忘れると、逆に損してしまう」と考えている人が多いと思います。
私も最初の頃は、確定申告が面倒なので、「ふるさと納税」してませんでした。しかし、実際に申し込みすると、それほど大変ではありません。インターネットが使えれば、とても簡単です。そして確定申告も必要ありません。
インターネットで、「ふるさと納税」と検索すると、大手サイト「ふるさとチョイス」や「さとふる」があります。欲しい返礼品を選んで、寄附するだけです。クレジットカードを使えば、支払いも簡単です。
申し込むときは、最初に、自分の年収に合わせて、上限の寄附金額を確認します。大手サイトでは、簡単に寄附金額上限を試算できます。
参考に総務省の試算サイトです。
ふるさと納税のしくみ
次に、寄附金額に合わせて、申し込むだけです。
寄附申し込みのとき、注意したいことは、次の2点です。
○確定申告を省略するなら、寄附先は5団体以内にする。
○寄附申し込みのときに「ワンストップ特例申請」を選択して、申請書を郵送してもらう。翌年の1月10日までに返送する。
「ワンストップ特例申請」を忘れたとき
「ふるさと納税」の税金申告手続きは、「ワンストップ特例申請書」を翌年の1月10日までに、寄附先の自治体へ郵送すれば完了します。申請書に印鑑を押して、身分証明書のコピーを添付して郵送するだけです。30分もかかりません。その後の手続きは、自治体側で行ってくれます。寄附金額(自己負担分2,000円除く)が控除され、6月から支払う住民税が安くなります。
つい、うっかりと「ワンストップ特例申請」を忘れても、大丈夫です。慌てることはありません。確定申告することで、「ふるさと納税」相当額の税金が還付されます。
私は6月に、住民税決定通知書を見たら、「ふるさと納税」分が控除されてないことに気付き、焦りました。(なんと、手続きを忘れて、大損してしまったぁ)とショックを受けました。すぐに税務署へ電話すると、確定申告は1年中受け付けていること、ネット上で簡単に確定申告書を作成できることを教えてもらいました。職場から発行された「源泉徴収票」と「寄附金領収書」があれば、1時間程度で申告書を作成できます。
私の場合は、確定申告書を6月19日に郵送し、8月26日に住民税の変更通知書(寄附金相当額が減額されたもの)が届きました。ほぼ2ヶ月で手続きが完了しました。
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