iPhoneとAndroidの戦いの解説です。スマホが普及し始めた2010年は、アップル社のiPhone人気が優勢でした。その後2017年10月には、iPhoneのシェアがトップになります。しかし、1年後にAndroidに逆転されます。
スマホのシェアとiPhoneの秘密
2010年7月現在、iPhoneと比較すると、Androidを搭載したXperiaが普及していません。
ミック経済研究所のデータから抜粋
iphone 32.3%
Android 20.2%
Windows Mobile 42.3%
その後、スマホのシェアは、大きく変わりました。Windows Mobileは開発を終えました。サポートやアップデートは2019年12月10日に終了します。
2017年10月
iphone 68.2%
Android 31.8%
iPhone 8/8 Plus/Xの時代でした。
2018年9月
iphone 43.9%
Android 56.1%
2019年1月
iphone 41.1%
Android 58.9%
スマホの最新情報を見るために、会社の帰りに書店に立ち寄りました。2010年7月当時は、iPhone関係の書籍は多数ありましたが、やはりXperiaは少なかったです。さすが、アップル社、恐るべしジョブス!!
しかし私は、アップル社の秘密主義かつ利益至上主義的に思える部分が、昔から気になっています。
1987年頃に聞いた話です。アップル社のマッキントッシュ(Mac)は、ユーザーインタフェースが洗練されていて性能が高く、マニアに人気のパソコンでした。Windows(2.0)は、当時のMacの機能を真似て開発していると噂されるほどでした。Macの動作速度は軽快で、ストレスを全く感じさせないものでした。
昔のMacは、故障したときの修理も独特でした。故障したままの状態でアップル社に持ち込まないと、修理してもらえなかったようです。内部が公開されてないMacは、他社では修理不可能です。修理代金も高いと噂されていました。さらに裏蓋のビス一本を自分で外しただけで、アップル社のメーカー保証対象外とされ、修理してもらえなかったようです。
アップル社は、模倣されることを極端に警戒してました。パソコンを分解し解析されることを恐れていました。そのためにMac本体のフタを開けることさえ許さなかったのです。ただ当時は、インターネットもなかった時代でした。いろいろな情報も伝聞が多く、噂が事実なのか、当事者以外わかりませんでした。
アップル社の社風は独特でした。Windowsのようにオープンではなかったのです。技術内容をオープンに利用させませんでした。その考え方を、iPhoneは今も引き継いでいます。iPhoneのアプリ開発は、有償で制約があります。
一方、XperiaなどのAndroidスマホは、基本ソフトがオープンです。無償で自由にアプリ開発が可能です。私は、ガラケーからスマホへ切り替えるとき、携帯電話会社もソフトバンクからDocomoへ切り替えました。そして、自由なアプリ開発環境のあるXperiaを販売初日に購入しました。
Androidアプリ開発はオープンな環境が必要
アプリ開発は、無限の可能性を秘めています。たくさんの人々が自由に使えて、技術を進歩させるために競える環境が大切です。私も、Xperiaだからこそ、Androidアプリを開発しようと思いました。アプリ開発は、結構むずかしいです。簡単なものがないか探しています。
昔、Windowsが登場して間もない1997年に、ボーランドという会社から「C++Builder」がリリースされました。値段も安く、完全なRAD開発環境(部品を配置して簡単なアクションをC言語で書くだけ)でした。とても簡単にソフトが作成できました。「C++Builder」のおかげで、自作ソフトを10本公開できました。市販のコンピューター雑誌に掲載され、日本中から自作ソフトを「使わせて欲しい」という問い合わせメールが毎日ありました。とても充実した日々で楽しかったです。
Androidスマホ用RAD開発環境
Androidスマホ用のRAD開発環境を探していると、いくつかヒットしました。最初に見つけたのが「MobiForms」です。早速、トライアル版を探しましたが、どこにもありません。購入すると99ポンドです。レートが138円ですから、日本円では15,000円です。試してみて良ければ、買っても良い金額です。しかし、買ってから、むずかしくて使い物にならないのでは困ります。パスしました。
次に見つけたのが、「WINDEV Mobile EXPRESSバージョン」です。
無料でダウンロードして試すことができます。しかし要注意でした。「Installing WinDev Mobile 15 Express Version」という項目に、次の記載がありました。
「Any commercial use, in part or in full, is strictly forbidden」
つまり、商用利用は一切禁止です。評価目的のみに利用できるということです。そして、通常バージョンは1,280ドル。なんと、日本円で12万円です。高過ぎて個人では手が出ません。
さらにネットで検索すると、誰でも簡単にアプリを作成できるツールのベータ版がありました。
「App Inventor for Android」
アメリカのグーグル社が公開しました。これは期待できそうです。しかし、申し込みが必要で、返事が来るのに数週間待つらしいです。
それでも即、申し込みました。
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