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もう、こんな「秘密」耐えられない! 日々、良心の呵責が大きくなる

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大型二輪教習所
2017年モーターファンフェスタ 富士スピードウェイ
大型二輪教習所
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どうせ反対されるため、家族に内緒で、大型二輪免許の教習所へ通うはずでした。(詳細は次の記事です。)

ところが、秘密に耐えられなくなり、仕方なく家族を説得することになってしまいました。

大型二輪免許の教習所へ通うことに「猛反対」する家族の説得方法です。ただし、「犬好き」な相手にしか効果はありません。

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「良心の呵責」と「神様の目」

54歳という年齢で、突然、「大型二輪の教習所に通いたい」と言えば、妻と娘は、間違いなく猛反対します。何故なら、「オートバイなど、全く必要ない生活」を30年続けてきたのです。さらに、(これは自業自得ですが、)私は20歳のときに「オートバイ事故」を起こした苦い経験があります。

1週間前から、大型二輪の教習所へ通うことを、家族に内緒にしていました。週末の土日早朝だけ、妻と娘が寝ている間に教習所へ通えば、バレないと確信していたのです。

ところが妻や娘に対してではなく、自分自身の「良心の呵責」に耐えられなくなってきました。不思議なもので、「神様を感じる」ようになってきました。秘密を持っていることが後ろめたくて、次第に苦しくなってきたのです。家族にも話せない「秘密を持つ」ということは、神様に背くような、息苦しさです。

心に秘密を抱えたまま、この後、数ヶ月過ごす生活は、「大型オートバイを楽しむどころか、むしろ嫌いになってしまうかもしれない」と思い始めました。

後ろめたい生活でなく、神様にも堂々と見てもらえる生活が良いに決まってます。「お天道様に見られても恥ずかしくない」行動です。そうでないと、精神的にも肉体的にも、自分自身が堕落してしまう気がしてきました。

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妻の「弱点」を探す

そして、ついに耐えきれずに、妻と娘に対して、「大型二輪の教習所へ通いたいこと」を話すことにしました。1週間後の、適性検査と実技教習を開始する「教習初日の朝」に話すことにしました。初日の教習は、午後からなので、その前に話すわけです。

普通に話せば、猛反対されるのがわかっています。あれこれと作戦を考えました。

娘は、間違いなく、妻に同調します。

娘から見れば、大型オートバイは危なさそうだし、今さら、大型二輪の免許がなくても生活に困りません。「教習所にかける余分なお金あるなら、私の欲しい高級バッグを買って」くらいの考えのはずです。

妻は、若い頃の「事故の思い出」から、猛反対するでしょう、これから家族の「悲劇」を目の当たりにするより、「離婚した方が楽」とまで言うかもしれません。

何しろ妻は、結婚する前に、オートバイ事故で、「死を感じる」ほどの「悲しい思い」を実際に体験したのです。

(どのように話したら、大型二輪の教習所へ通うことを理解してもらえるか?)

ふと、アイデアが浮かびました。

妻は、愛犬が可愛くてしかたありません。子どもたちと同じように愛してます。私の服は、いつも安いバーゲン品ですが、愛犬に似合いそうな服は、高くても、ためらいなく買います。

(そうか、愛犬に甘いのだから、これは作戦になる。)

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愛犬が「まさかの反応」

そして、ついに教習所の適性検査を受ける初日になりました。朝食時に、作戦を実行しました。

私「今年のF1は、エンジン音が残念なことになってしまったので、今まで、年一回の楽しみだった鈴鹿サーキットへの旅行は、もう止めることにしたんだ。」

妻「ふーん、そうなの、残念だったわね。」あまり興味なさそうな返事です。

私「唯一の楽しみだったF1がなくなったので、昔の青春時代を思い出して、オートバイでも乗ってみようと思うんだ。」

妻「オートバイ? 何考えてるの?、危ないでしょ!」娘も一緒に頷いてます。

イヤーな雰囲気になってきました。この雰囲気を変えるため、作戦実行です。相手の懐に飛び込みます。

私「そうだよね、もう、30年もオートバイ乗ってないし、危ないよね。」

妻「当たり前よ!、事故でも起こしたら、どうすんのよ!」また、娘も頷いてます。

私「それに、レンタルバイクは一回1万円以上レンタル代が必要になるし。」

妻「…」

私「安全に、オートバイで遊べるようなところを探してたんだ。ストレス解消にもなって、運動にもなるようなところを考えていたら、教習所が思いついて、それで、先週、ムー(我が家の愛犬、ジャックラッセルテリア)と一緒に大型二輪の教習所へ見学に行ったんだよ。」

妻「なんで、ムーと一緒なのよ。私に相談もなく!」

私「いや、誤解だよ、相談しようとしたけど、ほら、この間の休日は、ちょっと仕事が残ってると言って、休日出勤した日だよ。結局、ムーと二人だけになった日だよ。」

妻「ふーん」

私「それで、教習所行ったらさ、ムーが嬉しそうにしてね。試しに、オートバイ好きか?と尋ねたら、嬉しそうに、「ワンっ」て吠えたんだ。確かに教習所なら安全だし、免許を取るためと言うより、10万円の教習料金で、9カ月間、安全にオートバイを楽しめるんだ。もちろん、免許を取った後も、大型オートバイを買うつもりないし、街中で運転するなんて危ないし!」

妻は、疑いの眼差しと、愛犬が喜ぶなら、という複雑な表情です。

妻「ホントに外でオートバイ乗らないし買わない?」

私「もちろんだよ、危ないからね、それに54歳だから年齢的にもナナハン乗る最後のチャンスだと思う。ここで、ナナハン乗らないと一生後悔してしまう気がする。」

妻「ホントにワンって吠えたの!」

私「本当だよ!なぁ?」

隣に座っているムーに同意を求めました。このタイミングで、「ワン」と吠えればバッチリです。ところが、ワンと吠えずに、ビクター犬(蓄音器に耳を傾ける犬)のように、耳を傾けているではありませんか。

ムー

かなりのピンチ到来です。

妻「ほら、首を傾けてるわよ!そんなこと言った覚えないって!」

(むむ、この状況をなんとか、打開しないと。)

私はムーに向かって、真剣に尋ねました。
「どうしたんだ? そうか耳がかゆいのか? でも、教習所は好きだよな?」

ムーは、また首を傾けました。・・冷たい空気が漂います。

私「ほら、ムーも教習所に反対する理由がわからないって、首傾けてる!」

娘は、私とムーの真剣な話し合いを見て、まるで子供のような会話に呆れて、ついに笑い始めました。

妻もつられて、あきれて笑いだしました。

「仕方ないわね、子供みたいなこと言って、怪我しないでね!オートバイに乗るのは教習所の中だけよ!」

ついに、ムーのお陰で教習所に通えることになりました。

青春時代の憧れ「ナナハン」です!

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