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ドライブが好きだけど、事故は起こしたくない、最新「アイサイト」

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2017年レヴォーグ レヴォーグ
2017年レヴォーグ
レヴォーグ
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「アクティブレーンキープ」についての解説です。2017年8月に発売された新型レヴォーグに「アイサイト・ツーリングアシスト」が搭載されました。レヴォーグ1.6GT EyeSightを購入して、ほぼ1年間「アクティブレーンキープ」を使いました。くわしく解説します。

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前バージョンのアイサイトVer3

 

スバル車は、アイサイト登場前の早い時期からレーダーによるアクセルとブレーキの自動制御が可能でした。これだけでも相当に疲れが軽減できました。そして前バージョンのアイサイトVer3からは、速度が65km/h以上でステアリングの自動制御が可能になりました。

 

しかし、65km/h以上の速度を使える場面は、高速道路のみで効果は限定的でした。アイサイトVer3以前からも、すでにアクセルとブレーキ制御は全速度で自動でしたので、高速道路だけで使えるステアリング制御機能に大きな魅力はありませんでした。

 

そこで、アイサイトVer3の次期バージョンとして予想されるVer4では、全速度でのステアリング自動制御が期待されていたのです。

 

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ステアリング操作の自動制御とは

 

2017年5月にスバルのディーラーからの情報で、アイサイトの次期バージョンが判明しました。名称は「アイサイトVer4」ではなく「アイサイト・ツーリングアシスト」になりました。

 

アイサイトVer3から大きく進化する機能として、期待されていたステアリングの自動制御がありました。すべての速度でステアリングが自動制御されます。高速道路に限らず一般道や渋滞時でも使用可能になるのです。

 

ついに、アクセル、ブレーキ、ステアリングが自動制御になります。自動運転の領域に近づくのです。

 

「アイサイト・ツーリングアシスト」のステアリング自動制御の正式名称は、「アクティブレーンキープ」(車線中央維持・先行車追従操舵機能)です。先行車追従操舵は速度が60km/h以下で作動します。

 

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市街地で渋滞したときの「アクティブレーンキープ」

 

レヴォーグの「アクティブレーンキープ」は、0km/h〜約120km/hの幅広い車速域で、ステアリング操作を自動でアシストしてくれます。

 

市街地の渋滞では、ステアリングに手を置いているだけで自動運転になります。ノロノロ運転のときは前を走る車についていきます。アクセルもブレーキもステアリングも自動です。

 

ステアリングから手を離すと「アクティブレーンキープ」が解除されてしまいますが、ステアリングを軽く握っているだけで良いので、信じられないほど運転が楽です。

 

前の車が、信号などで長い間停止した後に発進するときは、ステアリングの小さなスイッチを親指で軽く押すだけで再び発進します。あるいはアクセルを少し踏むだけで、再び「アクティブレーンキープ」が作動します。

 

もし先行車が発進したのに気付かないときもアナウンスで教えてくれます。

 

渋滞のときにアクセルやブレーキを操作する必要はないですし、ステアリングを軽く握っているだけです。ほぼ自動運転です。よそ見していても、前の車について自動で正確に走ります。良くないことですが、テレビを見ながら運転できてしまうほどです。

 

渋滞のときに唯一注意しなければならないのは、「赤信号の停止」だけです。ノロノロ運転のときは前の車についていくので、赤信号でも渡ってしまいます。赤信号だけ注意すれば良いので、ものすごく運転が楽です。もし、高速道路の渋滞で、信号がなければ、何も注意する必要はありません。ほぼ自動運転です。

 

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一般道での「アクティブレーンキープ」

 

「アクティブレーンキープ」は、速度が60km/h以下のときは、先行車についていきます。街中では先行車がいることが多いので、先行車追従操舵が機能します。先行車に自動で追従するので運転が楽です。赤信号だけを注意すれば良いのです。

 

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高速道路では「自動運転」

 

渋滞がなければ、高速道路での走行速度は60km/h以上です。車線中央維持機能により白線を認識して、ステアリングが自動制御になります。ただしステアリングを軽く握っている必要があります。同一車線なら自動運転です。車線変更のときだけ自分で操作します。

前の車を追い抜いたりせず、ゆっくり走るなら、ステアリングを軽く握っているだけで自動運転の状態になります。ものすごく快適です。

 

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「アクティブレーンキープ」の「セット方法」

 

ステアリングにスイッチがたくさんあるので、初めて見たときは、多くの機能を使いこなせるか不安でした。しかし、すぐに慣れました。

 

「アクティブレーンキープ」を作動させる方法は簡単です。ステアリングの右手親指付近のボタンを2箇所押して、任意のスピードを設定するだけです。

 

ボタン2箇所は、アクセルとブレーキを自動制御する「全車速追従機能付クルーズコントロールボタン」とステアリングを自動制御する「アクティブレーンキープボタン」です。

 

速度の設定は、「全車速追従機能付クルーズコントロールボタン」の上にあるスイッチで設定します。

 

「アクティブレーンキープ」のスイッチは、右手の親指が届く範囲にあるので簡単にセットできます。スピードメーターを見るように、一瞬だけ視線をスイッチに向けて、親指でピッと設定できます。

 

一ヶ月ほど乗れば、スイッチを意識せずに、自然にボタンを押せるようになります。

 

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運転負荷の軽減

 

新型レヴォーグの「アイサイト・ツーリングアシスト」は、運転操作の負荷を大幅に軽減してくれます。運転にゆとりができ、その分を前方の注意に振り向けることが可能です。アイサイト・ツーリングアシストを装備してない車よりも、格段に安全運転が可能になります。

 

「全車速追従機能付クルーズコントロール」は、すべての速度でアクセルとブレーキを自動制御します。先行車との車間距離を一定に保ち、先行車が停止すれば完全に停止して自動ブレーキを保持します。発進のときは、アクセルを軽く踏むか、ステアリングのスイッチを親指で押すだけです。その後はアクセルとブレーキを踏む必要はありません。どんな渋滞でも気にならず、余裕の走りです。

 

「アクティブレーンキープ」は、速度60km/h以上で車線中央維持機能が作動し、それ以下の速度は先行車追従操舵機能になります。全速度でステアリング操作が自動制御です。ただし、ステアリングから手を離すと、数秒後(15秒くらい)に解除されてしまいます。ステアリングを軽く握っている必要があります。

 

私は、この機能でスバルの安全性に対する「ポリシー」を感じました。常にステアリングを握っているよう、「安全性を優先した機能」に制限しているのです。

 

赤信号では、自分でブレーキを踏む必要があります。しかしメーターパネルには赤信号も表示され、アイサイトが認識しています。おそらく技術的には赤信号での自動停止も可能なはずです。しかし、現時点でアイサイトはそこまで介入せず、ドライバー自身が、信号を目で確認してブレーキ操作することを求めているのです。

 

ここがスバルの「安全性」を信頼できるところです。

 

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「ベテランに近い」自然な動作

 

私はレヴォーグの前に、アイサイトの前身とも言える「レーダークルーズコントロール」の2008年式レガシィB4に乗っていました。ほとんどの道路で、アクセルとブレーキは自動制御でした。でも、動作が荒くて、自動ブレーキのたびに「カックン」となりました。滑らかなブレーキは不可能でした。

 

しかし新型レヴォーグの自動ブレーキは、ベテランドライバーのように滑らかな操作です。ステアリング操作も自然です。技術の進化を感じました。

 

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「アクティブレーンキープ」のまとめ

 

「アイサイト・ツーリングアシスト」の「アクティブレーンキープ」のメリットです。

 

高速道路での渋滞時は、ほぼ自動運転です。発進のときに右手親指でスイッチを押すだけです。

 

市街地の交差点では、赤信号に注意して自分でブレーキを踏む必要があります。

 

走行しているときの、アクセルとブレーキとステアリングの自動制御は、ベテランドライバーのように滑らかです。

 

運転負荷が大きく軽減され、前方に注意を向けられるので、安全性が格段に高くなります。

 

デメリットはないと思います。あえて言うなら、ステアリングから手を離すと、「アクティブレーンキープ」が解除されることです。しかし、これは安全性を優先させるためです。スバルの「ポリシー」だと思います。

 

「アクティブレーンキープ」は、運転が苦手な人や、中高年のドライバーに絶対おすすめです。あらゆる道路で使うことができ、運転の疲れが劇的に改善されます。

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