「新型レヴォーグ」への買い替えを決めた理由です。若い頃はドライブが好きで、運転テクニックも自信がありました。しかし57歳になり、「判断の遅れ」を感じるようになりました。安全のため最新アイサイトを搭載したレヴォーグへの乗換えを決断しました。
「レガシィB4」からの買い替え
現在(2017年5月)の車は、スバルのレガシィB4です。2008年4月に新車で購入し、すでに9年経過しました。そろそろ買い替えを検討しようと思っていたところ、「アイサイト3」のバージョンアップの情報が入りました。
ディーラーからの情報では、レヴォーグのビッグマイナーチェンジが2017年7月に予定されていて、「アイサイト」が大幅に機能アップするとのことです。「アイサイト3」の名称はそのままですが、追従機能と操舵支援などの「ハンドル操作が自動化」になるらしいのです。そうなると次世代の自動運転技術の実現です。
週末に、ディーラーで次期アイサイトの詳しい話を聞くことにしました。
年齢と運転技術
私は57歳です。車とバイクが大好きで、二十歳の頃は、田舎の畑で、モトクロスやラリーの真似事をしていました。
何しろ、運転することが楽しくて、家にいる時間よりも、バイクや車の運転をしている時間の方が長かったです。目的地があるわけでもないのに、ただ単に運転がしたいのです。ドライブ中、目に映る状況を判断して、アクセル、クラッチ、ブレーキ、ハンドルを、身体の一部のように操作するのが快感でした。
バイクでは、オンロードの峠道を走るときは、リーンアウトやリーンインを意識しました。ロックしないブレーキの踏み方や、アクセルの開け具合を試しながら走るのが、スリルがあって面白かったのです。林道では、コーナーでアクセルを開けて、タイヤの滑り具合を感じながら、ドリフトで曲がるのです。
二十歳の頃は、まだ大学生でした。車は、父親のカローラを無断借用してました。コーナー手前で、ブレーキを踏むのと同時に、踵でアクセルを吹かしながら、エンジンの回転数を合わせてシフトダウンし、スムースにヒールアンドトウが決まるのが快感でした。
自分では、レーサーと同じくらいの運転技術と思っていました。しかし、年齢を重ねるにつれ、運転技術の衰えを感じてきました。
特に、五十代になってから、車庫入れに時間がかかり、縦列駐車もハンドルの切り方に悩むようになりました。
昔は、駐車場に入れるときなど、隣の車との間隔が1cmあれば余裕でした。感覚だけで駐車できたものです。隣に乗っていた彼女から、「運転テクニックの凄さはわかるけど、これじゃドアを開けられないわ。」と呆れられたものです。
ところが最近、交差点を曲がるときに、歩行者や車に気付くのが遅くなりました。慌てて急ブレーキをかける場面が増えてきました。おそらく若い頃に比べて、視野が狭くなり、集中力も衰えたのかもしれません。
やはり早い時期に、アイサイトのように、安全装置の充実した車へ乗り換えようと思いました。
レヴォーグの排気量で迷う「1.6か2.0」か
予算が十分あるなら、間違いなく排気量2.0リッターです。何しろ300馬力です。トルクも40kgですから、余裕の走りです。
しかし私は、それほど経済的に余裕はありません。3年後には定年です。収入が0になる将来を考えると、できるだけ、お金を節約したいわけです。
ここで、少し迷いました。
1.6リッターか2.0リッターか?
現在乗っている車は、レガシィB4です。260馬力で、トルクは35kgです。
レガシィB4の走りは、加速も圧巻ですし、コーナーも安定した走りです。運転に余裕があります。特に、加速を体感できるのは、首都高などの高速道路です。一般道路から高速道路へ合流するときに、アクセルを全開にすれば、シートに抑えつけられる加速感でした。余裕で高速の流れに乗れる加速は爽快です。
また、トルクが強いため、瞬間的に加速できます。混んでいる高速道路での進路変更も簡単にできます。少しの車間距離で安全に割り込めてしまいます。
お金に余裕があるなら、2リッターですけど、もうすぐ60歳(現在57歳)という年齢で、300馬力のエンジンが必要だろうか、と考えると微妙です。
会社の通勤は電車です。車は土日しか乗りませんし、車を使う頻度は土日の買い物が一番多いです。しかも都内を走るときは、アクセル全開にする場面は皆無です。日常の使用では、「主婦の安全ドライブ」と同じレベルです。
私は、車が好きで、若い頃は峠道を攻めたりしていました。その頃は、何しろハイパワーのエンジンが好きでした。
今のレガシィB4の前に乗っていた車は、BMW325iです。中古で購入しました。エンジンは、排気量2500ccで、170馬力、トルクが25kgでした。新型レヴォーグは、170馬力、トルクが25.5kgです。ちょうど同じくらいです。BMW325iの走りには、「物足りなさ」はありませんでした。その後に乗ったレガシィB4は、260馬力でした。しかし最高出力を試す場面は、高速道路での加速だけでした。
そうなると、レヴォーグの排気量2リッターは、300馬力です。力を持て余すかもしれません。やはり、サーキット走行しないなら、1.6リッターの方が良いかもしれません。
なんと、レヴォーグ受注中止か、最新アイサイトの影響か?
なんと、本日(2017年5月24日)、スバルのホームページを見ると、次のアナウンスがありました。
2017年5月22日(月)をもってLEVORGの注文受付を終了いたしました。
生産の都合上、受注できないモデル、グレード、車体色が発生いたします。
お客様のご希望に沿えない場合がありますので、ご注文の際は予め販売店にお問い合わせください。
今度の日曜日に、スバルのディーラーで、レヴォーグの購入について打ち合わせを予約していました。注文できないのであれば「無駄な打ち合わせ」になってしまいます。もしかして、次期アイサイトの自動運転技術がスゴすぎて、注文が殺到して生産が追いつかないのかもしれません。そうなると、とても後悔してしまいます。
すぐに、スバルの営業担当者へ、メールで確認しました。すると、ビッグマイナーチェンジ前の、古い車種の受注をストップして、新型レヴォーグの受注は、すでに開始しているとの回答でした。
良かったです。新型レヴォーグを買えます。
レガシィB4の記録
レガシィB4は、9年間、故障しませんでした。エンジンも調子が良くて、走りの良い車です。最新アイサイト搭載のレヴォーグが発売されなければ、買い替えせずに、乗り続けています。参考にレガシィB4の記録です。
初年度登録 2008年4月
型式 BL5E4DV
エンジン形式
EJ20
2017年4月現在
走行距離 51,283km