自動車は大きな買い物です。購入するときは値引額が気になります。しかし長いつきあいの営業担当者に対しては、「値引きして欲しい」とは言いづらいものです。どうしても値引き交渉を遠慮してしまいがちです。損しないように実際の値引き交渉の解説です。
車の「値引き」の基礎知識
精神年齢は20歳ですが、実際はすでに58歳です。自分が年を取るなんて思っていませんでした。昔から車が大好きで、今まで40年間、次のように新車と中古車を乗り継いできました。
ミニカ 新車
セリカ 中古車
タウンエース 新車
レビン 中古車
BMW 中古車
レガシィB4 新車
レヴォーグ 新車(今回の記事)
いろいろな車に乗ってきました。買い替えるときは、どうしても値引きが気になります。最初に「車の値引き」を考えるときは、次のことを理解しておきましょう。
中古車は、「値引率」とか「値引額」は関係がありません。そもそも仕入価格が不明です。いわゆる定価(標準小売価格)がないので、値引も判断できません。次に新車の値引率は、販売店によって変わります。発売まもない新車ほど値引額が少ないです。またメーカーによって値引率が異なります。
値引交渉するときに、営業担当者に対して「申し訳ない気持ち」になることがあります。特に長い間、信頼してきた営業担当者に対しては、値引交渉がしづらいものです。しかし車は、数百万円する大きな買い物です。販売店としても、値引きして売れるなら売りたいはずです。販売店や営業担当者からすれば、車を買ってもらうことが重要なのです。他のメーカーや販売店で購入されるより、値引き交渉してくれた方がずっと良いのです。
値引き依頼をためらっているようなら、遠慮なく、次のようにお願いしましょう。
「すみません、この車を買いたいのですが、予算的に厳しいので、さらに値引きを検討してもらえませんか?」
最初の「見積書」と「値引き」
私は、アイサイト非搭載のレガシィB4が9年経過したため、安定性を第一に考えて買い替えを検討しました。以前からディーラーの営業担当者へ、アイサイト3の次期バージョンが発表されたら買い替えを検討したいと伝えてありました。
2017年5月19日に、スバルのディーラー営業担当者からメールがありました。レヴォーグのビッグマイナーチェンジの情報です。アイサイト3がバージョンアップして、追従機能や操舵支援などが向上したとのことでした。全速度域でステアリング制御が可能になり自動運転に近づきした。早速、ディーラーへ行きました。
5月28日、最初に提示されたレヴォーグ(D型)の見積金額です。この時点では、正式な発売日は未定でした。(この後7月3日に、発売日が8月7日と発表されました。)
LEVORG 1.6GT EyeSight
(運転席パワーシート付)
1.6Lターボ/AWD/CVT型式 VM4D565
メーカーOP DXC(金額は、消費税8%込みです。)
車両本体価格
定価 3,056,400円
値引 ▲46,452円 (▲1.52%)
車両店頭引渡価格 3,009,948円付属品 ナビ、ETC、ドライブレコーダー
定価 493,614円
値引 ▲70,756円 (▲14.33%)
計 422,858円諸費用 320,344円(点検パック3年含む)
合計 3,753,150円
定価合計 3,870,358円
(合計値引額▲117,208円 値引率▲3.03%)
値引率は、昔の消費税並みでした。新車を購入するときの付属品と諸経費が、いくらになるのか、実際の見積書です。

下取り価格が43万円あり、差し引きの現金支払額は332万円です。車両本体価格の定価 3,056,400円の他に、696,750円(22.8%)必要でした。総予算を検討するときは、本体価格の25%増し(×1.25)で考えておくと安心です。
当初予定していた購入予算は250万円です。その差は82万円。大幅に予算を超えているので悩みます。あきらめたくないです。新車は、一般的に値引率が低いと言われてます。82万円の開きを考えると、購入予算を増やすしか解決方法はなさそうです。それでも出せる予算には限界があります。
再度お願いした「2回目」の見積書
そこで、再度、値引きの検討を営業担当者へお願いしました。店の奥で、店長さんと30分ほど検討してくれました。すると、思い切った見積金額が出てきました。
レヴォーグ 1.6GT EyeSight 1.6L/AWD
型式 VM4D565
メーカーOP DXC
アイサイトセイフティプラス(運転支援)、アイサイトセイフティプラス(視界拡張)、運転席パワーシート、コールドウェザーパック、スーパーUVカット&撥水ドアガラス/リヤフォグ、ウェルカムライティング
色仕様 3X20
外装色 ラピスブルー・パール
内装色 オフブラック車両本体価格 3,056,400円
値引 ▲ 106,717円 (▲3.49%)
車両店頭引渡価格 2,949,683円付属品 定価510,894円
値引▲137,716円 (▲26.96%)
付属品計 373,178円諸費用 340,289円(点検パック5年含む)
合計 3,663,150円
定価合計 3,907,583円
(合計値引額▲244,433円 値引率▲6.26%)
付属品は、ちょうどキャンペーン割引期間で、通常よりも5万円安くなりました。

当初の見積金額と比較すると、値引額が、117,208円(値引率▲3.03%) → 244,433円(値引率▲6.26%)になりました。ほぼ、2倍(127,225円分)へと増えました。
まだ、公式発表前の発売されてない新車です。通常、値引は、ほとんどないはずです。それを考えると、かなり安くしてくれました。そして、下取り価格も大きくしてくれました。2回目の下取り価格は、46万円です。当初の見積書から3万円アップです。
営業の人も店長さんも、とても親切です。さすがスバルです。
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