スバルのアイサイト、実際のアクティブレーンキープ機能を詳しく解説

レヴォーグ
レヴォーグ

2017年8月7日に発売されたスバル新型レヴォーグ(LEVORG D型)のアイサイトは、Ver3の次期バージョンとして、アイサイト・ツーリングアシストになりました。私は、レヴォーグ(LEVORG) 1.6GT EyeSightを2017年9月9日に購入し、ほぼ1年間アイサイト・ツーリングアシストを使用しました。アイサイト・ツーリングアシストには多数の先進的な安全装置が備わっていますが、その中のステアリング支援機能アクティブレーンキープについて詳しく解説します。

前バージョンのアイサイトVer3

スバル車は、アイサイト登場前の早い時期からアクセルとブレーキの自動制御が可能でした。これだけでも相当に疲れが軽減できました。そして前バージョンのアイサイトVer3からは、速度が65km/h以上でステアリングの自動制御が可能になりました。

しかし、65km/h以上の速度で使える場面は高速道路のみで、効果は限定的でした。

アイサイトVer3以前から、すでにアクセルとブレーキ制御は全速度で自動でしたので、高速道路だけで使えるステアリング制御機能に大きな魅力を感じませんでした。

そこで、アイサイトの次期バージョンとして予想されるVer4では、全速度でのステアリング自動制御が期待されていたのです。

ステアリング操作自動制御とは

2017年5月にスバルのディーラーからの情報で、アイサイトの次期バージョンが判明しました。名称は「アイサイトVer4」ではなく「アイサイト・ツーリングアシスト」になりました。

アイサイトVer3から大きく進化する機能として、期待されていたステアリングの自動制御がありました。すべての速度でステアリングが自動制御されます。高速道路に限らず一般道や渋滞時でも使用可能になりました。

ついに、アクセル、ブレーキ、ステアリングが自動制御になりました。ほぼ自動運転の領域に入ったのです。

アイサイト・ツーリングアシストのステアリング自動制御の正式名称は、「アクティブレーンキープ、車線中央維持・先行車追従操舵機能」です。先行車追従操舵は速度が60km/h以下で作動します。

市街地での渋滞

レヴォーグのアイサイト・ツーリングアシスト、アクティブレーンキープ機能の解説です。0km/h〜約120km/hの幅広い車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でアシストしてくれます。

市街地の渋滞では、ステアリングに手を置いているだけで自動運転になります。ノロノロ運転のときは前を走る車についていきます。アクセルもブレーキもステアリングも自動です。

ステアリングから手を離すとアクティブレーンキープ機能が解除されてしまいますが、ステアリングを軽く握っているだけで良いので、信じられないほど運転が楽になります。

前の車が信号などで長い間停止した後に発進するときは、ステアリングの小さなスイッチを親指で軽く押すだけで再び発進します。あるいはアクセルを少し踏むだけで再びアクティブレーンキープ機能が作動します。

もし先行車が発進したのに気付かないときもアナウンスで教えてくれます。

渋滞のときにアクセルやブレーキを操作する必要はないですし、ステアリングを軽く握っているだけです。ほぼ自動運転です。よそ見していても自動で正確に走ります。良くないことですがテレビを見ながら運転できてしまうほどです。

渋滞のときに唯一注意しなければならないのは、赤信号の停止だけです。ノロノロ運転のときは前の車についていくので、赤信号でも渡ってしまいます。赤信号だけ注意すれば良いので、ものすごく運転が楽です。高速道路などで信号がなければ何も注意する必要はありません。

一般道での体感

アクティブレーンキープ機能は、速度が60km/h以下で先行車についていきます。街中では先行車がいることが多いので、先行車追従操舵が機能します。先行車に自動で追従するので運転が楽になります。信号だけを注意すれば良いのです。

高速道路では自動運転

渋滞がなければ速度は60km/h以上なので、車線中央維持機能により白線を認識してステアリング自動制御になります。ただしステアリングを軽く握っている必要があります。同一車線なら自動運転です。車線変更のときは自分で操作します。

アクティブレーンキープのセット方法

ステアリングにスイッチがたくさんあるので、初めて見たときは多くの機能を使いこなせるか不安でしたが、すぐに慣れました。

アクティブレーンキープを作動させる方法は簡単です。ステアリングの右手親指付近のボタンを2箇所押して、任意のスピードを設定するだけです。

ボタン2箇所は、アクセルとブレーキを自動制御する全車速追従機能付クルーズコントロールボタンとステアリングを自動制御するアクティブレーンキープ(車線中央維持・先行車追従操舵機能)ボタンです。

速度の設定は、全車速追従機能付クルーズコントロールボタンの上にあるスイッチで設定します。法定速度+10km/hくらいが安全です。

アクティブレーンキープのスイッチは右手の親指が届く範囲です。スピードメーターを見るように一瞬だけ視線をスイッチに向けて、親指でピピッと設定できます。

一ヶ月ほど乗れば、スイッチを意識せずに自然にボタンを押せるようになります。

運転負荷の軽減

新型レヴォーグのアイサイト・ツーリングアシストは、運転操作の負荷を大幅に軽減してくれます。運転にゆとりができ、その分を前方の注意に振り向けることが可能です。アイサイト・ツーリングアシストを装備してない車よりも格段に安全運転になります。

全車速追従機能付クルーズコントロールは、すべての速度でアクセルとブレーキを自動制御します。先行車との車間距離を一定に保ち、先行車が停止すれば完全に停止して自動ブレーキを保持します。発進のときは、アクセルを軽く踏むかステアリングのスイッチを親指で押すだけです。その後はアクセルとブレーキを踏む必要はありません。どんな渋滞でも余裕の走りです。

アクティブレーンキープ機能は、速度60km/h以上で車線中央維持機能が作動し、それ以下の速度は先行車追従操舵機能になります。全速度でステアリング操作が自動制御になります。ただしステアリングから手を離すと、数秒後に解除されてしまいます。ステアリングを軽く握っている必要があります。

私は、この機能でスバルの安全性に対するポリシーを感じました。常にステアリングを握っているよう、安全性を優先した機能に制限しているのです。

また赤信号では自分でブレーキを踏む必要があります。しかしメーターパネルには赤信号もアイサイトが認識しています。技術的には赤信号での自動停止も可能なはずですが、現時点でアイサイトはそこまで介入せず、ドライバーが信号を確認してブレーキ操作することを求めています。

ここがスバルのアイサイトの安全性を信頼できるところです。

ベテランに近い自然な動作

私はレヴォーグの前に、アイサイトの前身とも言えるレーダークルーズコントロールの2008年式レガシィB4に乗っていました。ほとんどの道路でアクセルとブレーキは自動制御でしたが、操作が荒くて自動ブレーキのたびにカックンとなりました。滑らかなブレーキは不可能でした。

しかし新型レヴォーグの自動ブレーキは、ベテランドライバーのように滑らかな操作です。ステアリング操作も自然です。技術の進化を感じました。

アクティブレーンキープ機能のまとめ

アイサイト・ツーリングアシストのアクティブレーンキープ機能のメリットです。

高速道路での渋滞時は、ほぼ自動運転です。発進のときに右手親指でスイッチを押すだけです。

市街地の交差点では、赤信号に注意して自分でブレーキを踏む必要があります。

走行しているときの、アクセルとブレーキとステアリングの自動制御は、ベテランドライバーのように自然です。

運転負荷が大きく軽減され、前方に注意を向けられるので、安全性が高くなります。

デメリットはないと思いますが、あえて言うなら、ステアリングから手を離すと、アクティブレーンキープが解除されることです。これは安全性を優先させるためです。

アクティブレーンキープ機能は、運転が苦手な人や中高年におすすめです。

あらゆる道路で使うことができ、運転の疲れが劇的に改善されます。







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