スバル純正ドライブレコーダーのマイクロSDカードエラーは、安全なドライビング体験に影響を与える問題です。
この記事では、エラーの原因やそれに対する具体的な解決策を詳しく解説しています。
読者は、エラーの兆候を認識し、適切なマイクロSDカードの選び方や、トラブルシューティングの方法を学ぶことができます。この情報を活用することで、ドライブレコーダーの性能を最大限に引き出し、安心してドライブを楽しむことが可能になります。
はじめに
スバルのアイサイト搭載車は、その高い安全性や信頼性が評価されています。そしてスバル純正のドライブレコーダーは、事故の際の証拠保全やドライブの記録としての役割を果たす重要な装置になっています。しかし、このドライブレコーダーを使用しているうちに、マイクロSDカードに関するエラーが発生するようになりました。
このエラーは突然発生し、特に長時間のドライブや旅行中に録画を続ける際に、予期せずに録画が停止することがあります。初めてこのようなエラーに遭遇したときは、かなり驚きました。エラーのメッセージと一緒に警告音が鳴るので焦ってしまいます。多くの場合、マイクロSDカードの読み込みや書き込みに関する問題が原因となっています。
具体的には、マイクロSDカードの容量が大きすぎたり、フォーマットが適切でない、またはSDカード自体の性能不足、劣化や故障が考えられます。特に、大容量のSDカードを使用して長時間の録画を試みる際に、エラーが発生するケースが多いです。
スバル純正のドライブレコーダーは、アイサイトへの影響が最小限に抑えられています。しかしマイクロSDカードのエラーが生じると、せっかくの安全性の一部を損なう可能性があります。この問題を解決するためには、どのようなマイクロSDカードを選ぶべきなのか、また、どのような対処法が考えられるのかを正確に理解することが重要です。
本記事では、一般的なマイクロSDカードエラーの原因と、スバル純正ドライブレコーダーのマイクロSDカードエラーについての詳細な情報を提供します。また適切なマイクロSDカードの選び方についても、後のセクションで詳しく説明していきます。安全で快適なドライブのために、ぜひ本記事を参考にしてください。
ドライブレコーダーのマイクロSDカードエラー(一般的な原因)
SDカードの寿命
長期間使用されたマイクロSDカードは、書き込みと読み取りの回数が増えることで劣化する可能性があります。特に、高温や低温の環境下での使用は、カードの寿命を短くする要因となります。おおむね3年以内には交換しておきましょう。
不適切な取り扱い
ドライブレコーダーが動作中にマイクロSDカードを取り外すと、データが破損するリスクがあります。また、カードを取り扱う際の静電気や、カードスロットに異物が入ることもエラーの原因となります。取り出すときや、挿入するときに無理に力を加えることでエラーになります。
フォーマットの問題
マイクロSDカードが正しくフォーマットされていない、またはサポートされていないフォーマットである場合、エラーが発生する可能性があります。
一般的な対処法
SDカードの交換
長期間使用しているカードや、劣化の兆候が見られるカードは、新しいものと交換することをおすすめします。高品質なカードを選ぶことで、エラーのリスクを低減できます。
正しい取り扱いを心掛ける
ドライブレコーダーの動作中や、エンジンをオンにしている状態でのカードの取り外しは避けてください。また、カードを取り扱う際は、静電気を帯びないように注意し、カードスロットを定期的に清掃してください。カード自体をやさしく扱うことが重要です。
フォーマットの確認と再フォーマット
エラーが発生した場合、マイクロSDカードをPCに接続し、サポートされているフォーマットに再フォーマットすることを検討してください。ただし、再フォーマットするとデータはすべて消去されるため、必要なデータは事前にバックアップしてください。フォーマットは、専用ソフトを使うことが多いです。
以上が、一般的なドライブレコーダーのマイクロSDカードエラーの主な原因とその対処法になります。適切な取り扱いと定期的なメンテナンスで、エラーの発生を予防することができます。次にスバル純正ドライブレコーダー特有の解説です。
スバル純正ドライブレコーダーのマイクロSDカードエラー
スバル純正のドライブレコーダーは、アイサイトへの影響がないことが確認されています。しかし純正品のために、より使用条件が厳しく設定されています。ここでは、レヴォーグに搭載されているドライブレコーダーを例にし、エラーの原因とその対処法を解説し、おすすめのマイクロSDカードを紹介します。
レヴォーグに搭載されている純正ドライブレコーダーのマイクロSDカード
私のレヴォーグ(2017年式VM4D)に搭載されている純正ドライブレコーダーは、標準添付されているマイクロSDカードの容量が 8 GB です。上書きしない状態での録画時間は2時間程度です。2時間経過すると最初の録画に上書きされてしまいます。しかし、これでは旅の記録を残す目的には不十分です。そこで保存容量の大きいマイクロSDカードへ交換することにしました。
マイクロSDカードを入れ替えてエラー発生
ちょうどタイミングよく、自宅近くの家電量販店でマイクロSDカードの安売りセールをしていました。32 GB のマイクロSDカードが980円です。8 GB から 32 GB へ容量を増やせば、録画時間が4倍になります。8時間ぐらいまで映像が上書きされずに記録されるはずです。これなら日帰りドライブであれば映像を保存できます。
早速、安いマイクロSDカードを購入しました。自宅に帰ってからマイクロSDカードをPCでフォーマットして入れ替えることにしたのです。レヴォーグ純正のドライブレコーダーは、最初に マイクロSDカードのフォーマットが必要です。専用のフォーマッターでマイクロSDカードをフォーマットしました。 次にドライブレコーダーの映像を「高画質モード」にするため専用ソフトで設定を行いました。すぐに8 GB から 32 GB へ交換することにしました。
レヴォーグのエンジンを切り、ドライブレコーダーのマイクロSDカードを入れ替えました。そして念のため、自宅周辺を試運転しました。
すると、走り出してすぐにエラー音がピーピー鳴り始めました。最初は何の音がわからずに、驚いたのですが、ドライブレコーダー本体の当たりから音が聞こえます。カードの取り付け方が良くなかったのかなと思いました。
仕方なくレヴォーグを一時停止させ、エンジンを切ってからマイクロSDカードを挿し直しました。そして再び走り出すと、やはりすぐにエラー音がピーピーと鳴り始めます。何度か繰り返しても、走り出してすぐにエラー音が鳴り始めます。
どうやら安いマイクロSDカードでは録画できないようです。エラー音がうるさくて運転できる状態ではありませんでした。原因はわかりませんが、純正品のドライブレコーダーには、安いマイクロSDカードが使えないようです。そこで原因をネットで調べることにしました。
ドライブレコーダーでエラーの出ないマイクロSDカード
レヴォーグ純正のドライブレコーダーは、「富士通テン」製品です。純正ドライブレコーダーに対応するマイクロSDカードを調べました。しかしスバルのサイトにも、メーカーの富士通テンのサイトにも仕様などの細かい情報がありません。
めげずに、いろいろとマイクロSDカードについて調べていると、工業用あるいは産業用という信頼性の高いマイクロSDカードがあることに気付きました。値段も3倍ほど高価です。
実際にいくつか試したところ、やはり値段の高いマイクロSDカードしか使用できないことがわかってきました。
機器の相性もあるかもしれませんが、私のドライブレコーダーでエラーの出ないマイクロSDカードは次のとおりです。エラーが出るのは性能が低いわけではなく、機器との相性の問題だと思います。ドライブレコーダー以外では問題なく使用できますので。
エラーのないマイクロSDカードは、次の表示のあるものです。
MLCフラッシュ搭載(ドライブレコーダー向けメモリ)32GB Class10
MLC NAND採用 ASチップ 高耐久 32GB UHS-I V30
おすすめは、以下のカードです。性能が良いです。
32GBの容量なら、設定にもよりますが8時間ほど映像を残せます。3枚ほど予備で持っていれば、宿泊を伴うドライブでも、すべての映像を残せます。休憩時や宿に到着したときにSDカードを入れ替えれば大丈夫です。せっかくのドライブですから、楽しい映像は記録に残したいものです。