2016年1月18日(月)放送のテレビ番組「SMAP×SMAP」の中で、解散騒動について謝罪がありました。
「公開処刑」とまで呼ばれたメンバーの全発言です。
SMAPの解散騒動は、「日本社会の縮図」です。組織で働く意味を考えさせられました。
SMAP解散生謝罪の全発言内容を徹底解説
2016年1月18日(月)、生放送のテレビ番組「SMAP×SMAP」スマスマの中で、解散騒動について謝罪しました。そのときの全ての発言内容です。
1月13日にマスコミで報道されたSMAPの解散や分離騒動について、5人が揃って生放送で謝罪しました。
この謝罪によって、騒動はいったん収束したかのように見えましたが、この後も亀裂が広がることになりました。(以下敬称略)
木村拓哉
今日は2016年1月18日です。
先週から我々SMAPのことで世間をお騒がせしました。
そして、たくさんの方々に、たくさんのご心配とご迷惑をお掛けしました。
このままの状態だと、SMAPが空中分解になりかねない状態だと思いましたので、今日は自分たち5人が顔をしっかりそろえて、皆さんに報告することが何よりも大切だと思いましたので、本当に勝手だったんですが、このような時間をもらいました。
稲垣吾郎
この度は、僕たちのことでお騒がせしてしまったこと、申し訳なく思っております。
これからの自分たちの姿を見ていただき、そして、応援していただけるように精一杯頑張っていきますので、これからもよろしくお願いいたします。
香取慎吾
本当にたくさんの方々に心配をかけてしまい、そして不安にさせてしまい、申し訳ありませんでした。
(少しの間)
皆さまと一緒に、また、きょうからいっぱい笑顔を作っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
中居正広
今回の件で、SMAPSMAPがどれだけみなさんに支えていただいているのかということを、改めて強く感じました。
本当に申し訳ありませんでした。
(ため息)
これからもよろしくお願いいたします。
草なぎ剛
皆さんの言葉で気づいたこともたくさんありました。
本当に感謝しています。
今回、ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、今僕らはここに立てています。
5人で集まれたことを安心しています。
木村拓哉
最後に、これから自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思いますので、皆さん、よろしくお願いいたします。
生謝罪に対するファンの反応と社会的影響
ファンのために、テレビの生中継で、メンバー全員が、自分の気持ちを伝えました。その意味では、ファンの心配も少し和らいだのかも知れません。
しかし、テレビに映るSMAPメンバーの顔色は悪く、明らかに、本心でないことを言わざるを得ない状況に追い込まれているのが、痛々しく見えました。
「公開処刑」とまで呼ばれた、この「SMAP×SMAP」は、年間視聴率が、第3位31・2%になりました。
しかし、SMAPファンにとっては、見るのが「つらかった」と思います。
SMAP解散の原因は、「木村拓哉の裏切り」、「香取慎吾との確執」という構図で報道されました。しかし、メンバー全員が追い詰められた結果でした。別の記事にくわしく書きましたが、実際には、木村くんは「SMAPを守ろうとした」のです。
SMAPファンとしては、メンバーは誰も悪くないのに、なぜ、生謝罪するほどの状況へと追い詰められてしまったのか、納得できなかったでしょう。
また生謝罪では、「芸能界の恐さ」を垣間見た瞬間でした。