CDが寿命になったときの対処方法です。7年前に焼いたCDが読めなくなりました。やはりCDの寿命のようです。子供たちの貴重な映像が入ってます。無料の修復ツールがありました。
ディスクが読み込めない
2015年12月の記事です。
昔のビデオや写真を、CDやDVDで保存している人は、そろそろ「寿命」です。
先日、7年前にCDへ保存した写真やビデオが消失し、映らなくなりました。
2015年12月5日の土曜日、ふと昔のビデオや写真が見たくなりました。ビデオカメラのデータを保存したCD-Rをパソコンに入れたところ、読み込みできませんでした。
パソコンのDVDドライブへ、ビデオを保存したCD-Rを挿入すると、アクセスランプが点灯して、ブーンと回転音を鳴らしながら、読み込み始めます。しかし、画面には何も映らず、繰り返し、DVDドライブのランプが点灯したり消えたりしています。
ドライブが回転する音だけは、聞こえます。同じような間隔で、「ブーン、ブーン」という回転を繰り返しているだけです。ファイルを読み込めず、映像が開かないのです。
何かの拍子で、一瞬だけフォルダ内のファイルが見えることがあるのですが、ファイルを選択しようとすると、すぐに画面から消えてしまいます。
(うぁー、もしかして、これがCDの寿命?)
たしかに、このCD-ROMは、7年ほど前に映像データを焼いたものです。その後、パソコンも新しい機種に変えてしまったので、ハードディスクにも元ファイルは残ってません。CD-ROM以外にバックアップは保存していません。
DVDドライブは、「ブーン、ブーン」という音とアクセスランプが、同じような間隔で繰り返しています。
(うーん、これはまずい、かなりやばいかも・・)
盤面の汚れと劣化
「読めないCD」を取り出して、裏側の盤面にキズがないか、光の反射を利用して、じっくりチェックしました。
よく見ると、表面に指紋がいくつかあって、CDの表層の奥に、何か見えます。直径5mmくらいの「泡やシミ」のような跡が、CDの外周近くにありました。
いやーな予感がしました。
カメラのレンズを拭く、柔らかいマジッククロスで、息を吹きながら、やさしく指紋を落としました。CDの裏側をきれいに拭いてから、再びパソコンにセットしました。
すると、一瞬だけファイルが見える時間が増えたような感じがしました。最初の頃よりは、読み込みができそうでした。
しかし、DVDドライブは、相変わらず、「ブーン、ブーン」という音を繰り返しているだけで、読み込み不能です。
(おおお、これが噂に聞く、CDの寿命かぁ、たしかに7年経過している・・・)
大切なデータが消失しそうなので、かなり動揺し焦りました。ブーンという回転音を繰り返すDVDドライブを見つめつつ、途方に暮れ呆然としました。
私は、7~8年ほど前に、半年ほどかけて、過去のVHSビデオや写真を、ハードディスクからCD-RやDVD-Rに焼いたのです。子供たちや家族の思い出の映像が、100枚以上のディスクに保存してあります。
同じ時期に焼いた他のCDを5枚ほど選んでパソコンで読むと、そちらは問題なく読めました。
(うーん、今のところ寿命なのは1枚だけ。データは諦めようか。)
それでも、なんとか修復しないと、過去の貴重なビデオが消えてしまうのです。子供たちの幼稚園時代のビデオです。私にとって大切な宝物です。
データ修復ツール、神ツール
焦りながら、ネットでCDなどの「ディスクを修復するツール」がないか調べていると、なんと、読めないディスクからデータを修復する無料ツールがありました。
CD Recovery Toolbox Free
という無料ソフトです。
このソフトは、読めなくなったCDを、粘り強く読み込んで、パソコンにデータを保存してくれます。
傷んだCDから、データを少しづつ読むらしく、読み込むのに時間がかかります。1時間以上必要です。しかし、なんと、ほとんどのファイルが復活しました。ビデオ映像の一部分が見えませんが、影響ないほど短い部分でした。
すごい神ツールでした。
全てのCDが修復できるかどうかは不明です。もし、読めないCDがあったときは、あきらめて捨てる前に、チャレンジしてみる価値のある神ツールです。作者さまに感謝です。