群馬県の「磯部温泉」についての解説です。群馬県は、浅間山、草津白根山などの活火山があり、良質な温泉が湧きます。有名な草津温泉の他にも、隠れた名湯として「磯部温泉」があります。磯部温泉は、肌にやさしい温泉です。自然に囲まれた静かな温泉地です。
隠れた名湯「磯部温泉」
東京から2時間の距離にある「大自然の温泉地」です。温泉の泉質は、やわらかく、肌がツルツルになります。磯部温泉は、碓氷川 の清流沿いに宿が集まっています。静かさを求めて、詩人や歌人など多数の「文人墨客」が宿泊した名湯です。都会を離れて、静かに集中したい場所としても最適です。
職場の同僚と、ゴルフや観光の後に温泉へゆっくり入り、夜は宴会を楽しむのも最高です。会社の仲間との週末旅行におすすめです。
磯部温泉を起点として、いろいろな観光スポットを訪れることが可能です。
磯部温泉からは、「妙義山」が見えます。磯部駅から写した「妙義山」です。女性が横たわっているように見えるでしょうか?「かかあ天下と空っ風」の象徴かも知れません。
一番左の山が顔、次が胸、真ん中がお腹です。女性が仰向けで寝ています。
「おとぎ話」と「温泉マーク」
「磯部温泉」は、おとぎ話「舌切り雀(したきりすずめ)」の言い伝えと、「温泉マーク」発祥の地です。
児童文学者・巌谷小波(いわや さざなみ)が、明治時代に磯部温泉へ宿泊し、「舌切り雀の昔話」を書き上げました。そのため舌切雀伝説発祥の地と言われてます。
また、温泉マークについては、江戸時代前期(1661年(万治4年))3月25日、江戸幕府から出された農民の土地争いの評決文に温泉マークが「磯部温泉」として記載されてました。
江戸時代中期の浅間山大噴火(天明3年(1783年)7月8日)から、「磯部温泉」の温泉が多く湧き出るようになったと言われてます。浅間山は活火山のため、時々、噴火します。磯部からは富士山のように見える浅間山です。噴火したときは、地面が揺れるほどの衝撃があります。地震のたて揺れと同じです。磯部温泉に溶岩が降ることはありませんが、白い灰で車のボンネットなどは真っ白になります。温泉が豊富な地域は、周辺に火山が多いです。
おみやげは「磯部せんべい」
「磯部せんべい」は、磯部温泉の温泉水を使った「せんべい」です。サクサクと食べやすく、幼児からお年寄りまで楽しめます。変わった食べ方として、お茶や牛乳で「ふやかして」食べる方法があります。いつもと違った風味が楽しめます。
磯部駅前の「いまい食堂」は美味しい
磯部温泉に宿泊したなら、帰りには、磯部駅前にある「いまい食堂」に寄りましょう。都会では味わえない、やさしい食事が楽しめます。店主の気合が感じられる料理です。シンプルで美味しい、これぞ日本の味です。先代の料理も美味しかったですが、きちんと引き継いでます。
軽井沢方面に行く人にも立ち寄ってもらいたい、おすすめの食堂です。
見どころスポット
磯部温泉から、車を使えば、いろいろな観光スポットへ行けます。外出せずに温泉を楽しむ方法もありますが、車で周辺の観光スポットも良いです。
ぜひ訪れたいスポットです。
世界文化遺産 富岡製糸場
磯部温泉から車で20分
2014年4月、正式に世界遺産登録されました。日本の近代産業の発展につながった製糸場です。
ぐんまサファリパーク
有名な動物園です。完成した当時は、ライオンなどの吠える声で、近隣のニワトリが、怯えて卵を産まなくなりました。
妙義山(みょうぎさん)
磯部温泉から20分の距離です。
日本三大奇勝のひとつで荒々しい岩肌が特徴です。赤城山、榛名山とともに、上毛三山(じょうもうさんざん)と呼ばれてます。標高は1,104mです。それほど高くないです。多数の登山コースがあります。妙義山の中腹には大の字があります。
磯部温泉へのアクセス
「磯部温泉」へのアクセスは、車で1時間30分、電車で2時間です。
〇車
練馬ICから松井田妙義ICまで、片道1時間20分、高速料金は2,750円(ETC)です。距離数は130kmです。燃費10km/L、145円/Lで計算すると、ガソリン代は片道1,885円です。高速料金とガソリン代の合計は、片道4,635円です。もし車があるなら、車の方が安いです。
〇電車
磯部温泉は、磯部駅から5分ほどです。東京駅から磯部駅まで片道2時間です。料金は5,350円です。(2020年1月現在)東京駅から高崎駅まで、新幹線で1時間、高崎駅から信越本線の磯部駅まで20分です。高崎駅からの信越本線は、1時間に1本です。待ち時間が30分ほどあります。
「磯部温泉」を知るための情報サイト
群馬県安中市の「磯部温泉」サイト
おすすめ旅館
磯部温泉の旅館一覧です。
ホテル磯部ガーデン(最大利用人数750名)
せせらぎの湯 桜や作右衛門(最大利用人数136名)
磯部館(最大利用人数120名)
高台旅館(最大利用人数60名、駅から10分)
見晴館(最大利用人数30名)
小島屋旅館(最大利用人数20名、創業明治十二年)