2019年12月で販売が終了する、スバルのEJ20型エンジンの解説です。555台限定の「WRX STI EJ20 Final Edition」は、20倍以上の倍率でした。レーシングカーのように気持ち良くエンジンが回るのでしょう。
スバルを代表する「EJ20」
2019年12月23日で「EJ20」型エンジンを搭載する「WRX STI」の受注が終了します。「EJ20」型エンジンは、2リッターの水平対向4気筒ターボです。1989年に初代レガシィに搭載されました。その後30年の間、ラリーなどへ参戦しながら開発を続けてきました。ひとつの歴史が終わるのです。
「WRX STI EJ20 Final Edition」は、555台限定での抽選販売です。申し込みは、2019年10月24日~11月11日まででした。11月14日に抽選が行われました。
スバル「EJ20」型エンジンは、日産の旧「GTR」や、トヨタの旧「86」のように、いわゆる名車でした。
「旧」とつけた理由は、やはり当時は画期的で、ドライバーを魅了したからです。
「555台限定」申し込みを断念
「WRX STI EJ20 Final Edition」は、555台限定での抽選販売です。レヴォーグのオーナーである私にも、封書で案内が届きました。本体価格は、485.1万円です。高いですが、間違いなく人気です。
事前のネット情報では、倍率は10倍でした。
(もしかしたら、値上がりするかも知れない。)
もし当選したら、しばらく乗って、値上がりしたら買い換える方法もあります。
しかし、問題があります。オートマ車ではありません。6速のマニュアル車です。乗れるか不安です。
昔、40歳のときに、マニュアル車のトヨタ レビン(AE-92)で、潮干狩りへ
行きました。帰り道に大渋滞になりました。クラッチを踏む左足が、過労になりました。ふくらはぎが、つってしまったのです。大渋滞の中、休憩スペースがなく、激痛に耐えながら運転しました。なんとか家にたどり着き、「もう、マニュアル車は無理」となり、オートマ車へ乗り換えました。以来、59歳になる現在(2019年)まで、ずっとオートマ車です。
さらに、アイサイト・ツーリングアシストが搭載されてません。私が現在乗っているレヴォーグ1.6GT(D型)は、最新の安全性を備えたアイサイト・ツーリングアシスト搭載です。アクセルもブレーキもステアリングも自動的に制御されます。
「WRX STI EJ20 Final Edition」は魅力的です。しかし、マニュアル車でアイサイト・ツーリングアシストは搭載されてません。やはり断念するしかありませんでした。
競争倍率は「20倍」以上
11月14日の抽選の結果、「WRX STI EJ20 Final Edition」の最終倍率は、20倍を超えたようです。555台の限定販売に対して、応募総数は約13,000件でした。なんと23倍です。予想では10倍と言われてました。すごい倍率でした。
「WRX STI EJ20 Final Edition」は、通常の「WRX STI」と比べて、内装やホイールなどの見た目が違います。しかし、やはり大きな違いは「バランスドエンジン」でしょう。部品の重量バランスを精査して組み上げられたエンジンです。レーシングエンジンにも迫る精度です。気持ち良く回るエンジンです。
スバルのサイトでは、主に次の点で差があると掲載されてます。
ピストン&コンロッドは重量公差50%低減
クランクシャフトは回転バランス公差85%低減
フライホイール&クラッチカバーは回転バランス公差50%低減
当たった幸運な人は、楽しみでしょうね。
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