「好きなこと」をサイトのテーマにする方法です。ブログのアクセスが増えれば、Adsense収益も増えます。また、自動記事作成投稿ツールの効果の検証、質の高い記事の書き方、自分の行動を分析してテーマを見つける方法を解説します。
アクセスが増えるブログの共通点
アクセスの多いブログの共通点は、デザインがきれいで、記事も読みやすいところです。記事の内容が詳しく書かれていて勉強になります。役立つ記事が多数掲載されてます。
アクセスを増やすためには、なるべくテーマを絞り込んで、専門的な内容のサイトにすることです。特定のテーマに詳しい専門サイトの方が、集客に効果があります。しかし専門的なサイトは、長く続けていると、逆に記事の題材を見つけるのが困難になります。記事の題材が思い浮かばず、どのような内容の記事を書いたら良いのか、具体的なイメージが浮かばずに悩みます。サイトのテーマを間違えると、記事が書けずに挫折するのです。結果的にサイトを削除することになります。無駄な努力を繰り返してしまいます。
そこで、アクセスの増えるブログサイトの作成方法について、自分の体験から詳しく解説します。
私自身、収益を稼ぐことを目的として、2010年から無料ブログを20サイト、無料ホームページを5サイト開始しました。最初の頃は、アクセスが増えませんでした。Adsense収益は、月収1,000円前後でした。この時期が、長い間続きました。
Adsense収益が増加した「きっかけ」
2010年から3年間ほど、あまりパッとしない状態が続きました。2013年7月になって、ようやく集客のコツが理解できるようになりました。ブログの記事を修正し始めると、次第にアクセスが増え、比例してAdsense収益も増えました。2013年10月に、なんと月収1万円に到達したのです。
Adsense収益の月額推移
2010年4月 0円
2011年5月 690円(これ以前は0円)
2013年1月 1,000円
2013年8月 1,950円
2013年9月 10,050円
2017年8月 24,271円
2018年10月 39,413円
最初(2012年まで)の頃は、アクセスを増やすため、とにかく記事を数多く作成し、毎日投稿することだけを考えました。記事の内容は「どうでも良い」と考えてました。書き方なども全く気にせず、誤字脱字だらけでした。新しい記事を、多数作成することだけが、アクセスを増やす一番の近道と考えていたのです。
当時は「質より量」でした。新しい記事を多数作成すれば、アクセスが増えると考えていました。思いついたことをそのまま文字にしたのです。さらに同じ内容の記事を、「てにをは」の数文字だけ変えて、別のブログへ投稿してました。いろいろなブログへ、似たような記事を多数投稿してました。
ブログ毎のサイトテーマもありませんでした。思いついたことを適当に書いた記事(100文字くらいの文章)を掲載してました。ほとんどのサイトが、雑多な似たような記事ばかりでした。
「質」を重視するパンダ・アップデート
Googleの検索結果で、上位に表示されることが、アクセスを増やすことになります。
パンダ・アップデートとは、2012年7月に導入されたGoogleの検索アルゴリズム変更です。質の低いコンテンツの検索結果順位が下げられました。内容が薄くて、役に立たない記事が多いブログは、検索結果の順位が大幅に下がりました。従来の「質より量」から「量より質」への転換でした。
アクセスが増える要因
昔の人気ブログは、「1日に7回くらい新しい記事を作成する」と言われてました。新しい記事を多数作成することだけが、ブログへのアクセスを増やす唯一の方法でした。
ところが私のブログは、いくら頻繁に新しい記事を作成しても、一向にアクセスが増えませんでした。サイト全体のテーマがあいまいで、記事の質が低いので、Googleの検索結果で上位に表示されませんでした。頻繁にブログの記事を作成しても、検索結果は上位表示されなかったのです。
質の低いコンテンツの「検証」
質の低いコンテンツが、Googleの検索結果で上位表示されないこと、アクセスが増えないことを実際に検証しました。(アクセスを増やす実験なので、Adsense広告は掲載してません。規約違反になりますし。)
有料の「自動記事作成投稿ツール」を使用して、毎日20記事を3ヶ月継続して投稿しました。自動で作成した記事の内容はレベルが低く、読んでも日本語として意味不明です。検証の結果は、予想どおりでした。質の低い記事は、頻繁に新しい記事を作成しても、アクセスが全く増えませんでした。
検証した方法は次のとおりです。
1.あえてテーマが雑多なサイトを新しく構築
2.「自動記事作成投稿ツール」を1万円で購入して、質の低い意味不明な記事を、毎日新しく20記事作成して投稿
3.毎日20記事の作成投稿を3ヶ月継続
「自動記事作成投稿ツール」は、ほったらかしで自動で動作します。新しく作成した記事の総数は、3ヶ月に1800を超えました。量だけを考えるなら、記事数1800のサイトは、「コンテンツが豊富」なサイトです。
ところが、毎日20記事を投稿しているのに、1日のアクセス数は50前後で、ずっと横ばいでした。アクセスが増えそうな気配はありませんでした。結果は、更新頻度を多くして記事数を増やしても、アクセスは全然増えませんでした。
検証の結果、わかったことは、質の低い記事や雑多な記事では、アクセスが増えないという事実でした。
そこで、サイトのテーマを絞り、テーマに関係した記事だけを、詳細に書いていく方向へ変更しました。いわゆる「マニアックで濃い内容」のサイトです。
「サイトのテーマ」を見つける方法
誰よりも詳しく、ていねいに良質な記事を書く方向に切り替えました。以前の思いつきだけの記事や、100文字程度の内容の薄い記事は、全て削除しました。
そして、サイトのテーマを探るため、自分の得意分野を確認しました。毎日の自分の行動を分析したのです。
日常生活の中で、自分が疑問に思うことは、他の人も同じように疑問に思います。分析するとき心がけたことは、自分が日常的に、「頭の中で考えている疑問点、行動している理由、悩んで調べていること」などです。これらを意識しながら、こまめにメモしました。
頭の中で考えるときや実際に行動するときが「分析のチャンス」です。例えば「そうだ、こうしよう」「あれはどうなっているんだっけ?」「これを調べなくちゃ」と行動するときに、メモするのです。行動の動機をメモするのです。
楽しく感じること、ゲームやドライブなどの思考や行動パターンを紙に書き出しました。自分が何を考え、何をしているのか、何をしたいのか、その動機や原因を、すべてメモしておき、後で類型化してまとめたのです。
そして、その思考や行動パターンの内容を細かく分析し、サイトのテーマを絞り込みました。自分で興味のあるサイトの方が、くわしく専門的な内容を書けます。好きなことであれば、継続していくのも楽です。
例えば、仕事に関することなら、会社でわからないことを毎日調べ勉強します。わからなくて調べたこと、判断に迷って調べたこと、そして調べた結果のまとめ、これらが記事の内容になります。自分自身の勉強のための「大切なメモ」が、他人にも役に立つ記事になるのです。
「何かを調べて答えを見つける」という行動は、そこに必ず貴重な情報が含まれています。自分の財産になるはずです。そして、その内容をブログとして公開すれば、同じように悩んでいる人たちへの解決策になり、役に立つのです。
テーマを細分化(狭く深く濃い内容、専門化)して、記事を詳細に書く方向へ切り替えたのです。
類型化したもの(ブログサイトの数)
自分の好きな趣味を楽しむサイト(3)
(パソコン、ゲーム、F1など)
仕事上で役立つサイト(3)
(契約実務、予定価格、随意契約などの解説)
家庭やプライベートで役立つ情報サイト(3)
(家庭菜園、新築や不動産取引)
いずれもテーマを絞った専門的なサイトを作りました。「量より質」を心がけました。そして、毎日書くことを義務付けるよりも、内容の深い読みやすい記事が書きたくなったときだけ、新しい記事を投稿しました。作成する頻度を義務付けてしまうと、必然的に記事の質が落ちます。ブログの作成頻度を優先するのではなく、記事の質(内容)を優先しました。書きたいときに書くことにしました。
新しい記事の作成頻度は、2日連続して作成できる場合もありますが、3ヶ月に1度くらいしか作成できないこともあります。それでも焦らず、じっくり記事を書き、「質」を重要視しました。
記事を書くときの「心構え」
読んだ人がイメージしやすいように、わかりやすい言葉で、可能な限り細かく書くことです。誰よりも、わかりやすく詳しい内容にします。
一般的にアクセスが多いブログは、およそ180以上の記事数が必要です。1日1記事を作成すれば、1年以内でボリュームあるサイトを作成できます。しかし、作成の頻度を自分に義務付けてしまうと、良い記事が書けません。それよりも次のことを心がけました。
他のサイトに負けない、圧倒的に専門的な内容の記事
表現をわかりやすくした読みやすい記事
自分にしか書けない内容の記事
趣味でも仕事でも、自分に役立つ内容が、他の人にも役立つ貴重な記事になります。大切なことを忘れないようにメモする感覚で、読みやすい記事を作成しましょう。
わかりやすい記事は、次第にアクセスが増えてきます。Adsense収益も増加します。
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