なぜ昔は、DOHCエンジンが若者に人気があったのか?

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1970年代、DOHCエンジン(ツインカムエンジン)は、一部のスポーツモデルにしか搭載されてませんでした。DOHCエンジンは、高回転域まで、気持ち良く回るエンジンでした。

 

トヨタのセリカ1600GTが、代表的な車でした。セリカ2000GTになると、かなり高価で、車体自体の重さが気になりました。当時、手頃な価格でDOHCエンジンを搭載した車種は、トヨタ車のみでした。

 

セリカ1600GTは、エンジンの回転数が3千回転以下だと、パワーが出ません。そのため、気持ち良い加速を得るためには、エンジンの回転数を4千回転以上に保つ必要がありました。

 

ソレックスのキャブレターが装着され、エンジン音やエキゾーストサウンドが楽しめる時代でした。加速時の「ボッボッボッボッ」という吸気音と、「ブロロロロ」という排気音はワクワク感がありました。

 

私が免許を取得した1980年当時、周りの友人たちもセリカ1600GTに乗っていました。中古車で50万円くらいでした。2T-G型エンジンの性能(115ps/6,400rpm、14.5kg・m/5,200rpm)は、やはり突出してました。

 

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「DOHCエンジン」黎明期

車のエンジンには、いろいろな種類があります。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、電気自動車などです。中でもガソリンエンジンは、大きく分けると、DOHCエンジン、SOHCエンジン、OHVエンジンがあります。一番高性能で、エンジンがスムースに吹き上がるのがDOHCエンジンです。2020年2月現在は主流になってます。排気バルブと吸気バルブが別々のカムによって開閉されるので、抵抗が少なく高回転でも息継ぎしないのです。

 

OHVエンジンやSOHCエンジンは、高回転になると、慣性抵抗によりバルブの開閉タイミングがズレてしまい、すぐに息継ぎするようになります。回転数が頭打ち状態になり、いわゆる「伸び」がなくなります。

 

現在(2020年2月)は、DOHCエンジンが普及し主流になりました。昔(1978年頃)は、DOHCエンジンが搭載されていたのは、ごく一部でした。スポーツモデルに限定されてました。その後技術開発が進み、現在は、軽自動車さえDOHCエンジンが搭載されてます。

 

1970年に販売されたトヨタ「セリカ1600GT」は、2T-G型エンジンを搭載してました。レーシングエンジンとして使われていたDOHCエンジンの仕組み(ツインカム)を、市販車にも導入したのです。DOHCエンジンがその後普及しますが、その先駆けとなった名エンジンです。そして2T-G型エンジンは、カムシャフト部分(ツインカム化)をヤマハが担当してました。ヤマハは、バイクの世界では有名ですが、トヨタ車のエンジンを開発していたことは、あまり知られてません。

 

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高回転型OHVエンジン

 

2T-G型エンジンのベースとなった2T型エンジンは、OHVエンジンでした。カローラに搭載されてました。

 

私は当時、2T型OHVエンジンを搭載したカローラに乗っていました。父親のクルマを時々借りていたのです。1980年、20歳の頃です。まだ大学生で自分の車は買えませんでした。

 

OHVエンジンのカローラは、DOHCエンジンほどのパワーはありません。しかし、いつも高回転のドライビングをしていると、エンジンが伸びるようになりました。父親に返すと伸びのないエンジンに戻ってしまうので、父親から借りたときは、エンジンの回転数を落とさないようにしてました。

 

街中は、ほとんど2速と3速で走りました。シフトダウンや交差点を曲がるときは、ヒール・アンド・トウでエンジンの回転数を上げたまま走りました。タコメーターがなかったので、感覚に過ぎませんが、常に3〜4千回転で走っていました。すると、カローラの2T型OHVエンジンは、生き返ったように元気になりました。アクセルの反応がシビアになり、エンジンの吹けが良くなりました。

 

回せば回すほど、良く回る2T型OHVエンジンでした。懐かしい、エンジンの思い出です。

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