身に覚えのないTrue Key
Flash playerをインストールしたら、怪しげなTrue Key というアプリがインストールされてしまいました。
最近は、無料のアプリをインストールすると、ついでに余計なアプリまでインストールされてしまうことが多いです。
宣伝目的もあると思うので、ある意味仕方ないのですが、パソコンにとっても、人間にとっても、知らないうちにインストールされてしまうと、かなりの負担になります。
欲しいアプリだけでなく、他のものまで一緒にインストールするというのは、宣伝のためとはいえ、ウィルス(良性ですが)のようなものです。
ユーザーを無視して、勝手にアプリをインストールする手法は、企業にとっては、アプリの宣伝効果よりも、勝手に忍び込むという、気持ち悪いイメージを植え付ける原因になります。
はっきりと言ってしまいますが、どれほど一流の企業であっても、ユーザーを無視した態度は、社会的な信頼を失います。
ユーザーの目的と関係ないアプリを、一緒にインストールせざるを得ないときは、インストール前に、はっきりと、その旨を大きく表示し、アプリの内容を説明するべきです。
今、この記事は、Flash player をインストールしたときに、勝手にTrue Keyがインストールされ、怒っているわけです。
ところが、なんと、この記事を作成している最中に、急にパソコンの動作が遅くなりました。
マウスのポインターが、やたらと砂時計の処理中に変わり、反応が遅くなってしまいました。
(ん?これは、ウイルスにやられたか?)
ドキドキしながら、バックグラウンドで動作しているアプリを調べました。
すると、インストールした覚えのない、McAfeeのウィルススキャンが始まっているではありませんか。
驚いたことに、McAfeeまで勝手にインストールされていたのです。
私は、20年以上前から、C言語でソフト開発を行っていますので、パソコン初心者ではありません、怪しげなアプリや動作は、すぐに気が付きます。
勝手にインストールはウィルスと同じでは
ウィルス対策の専門会社が、自動インストールという、ウィルス(感染)手法とは、いかがなものかと思います。
私のPCは、ウイルス対策として、カスペルスキーを入れてあるのですから、McAfeeは不要なのです。
もし、勝手にインストールしても、害がなければウィルスではない、と考えているなら、それは大きな間違いです。
関係ないアプリを削除するための労力を、ユーザーの立場で考えてもらいたいです。
怪しげなアプリ自体をネットで調べてから、アンインストールし、場合によっては、レジストリまで掃除しなくてはならないのです。この労力は相当なもので、ハッキリ言って実害です。
コンピューターに関する専門知識が少なければ、複数のウィルスソフトが自動インストールされているかもしれません。
その結果、どれほどパソコンのスピードが落ち、時間が無駄に消費されているか、考えただけでも嫌になります。
アプリとソフトの違い
そういえば、アプリとソフトという言葉も曖昧で、区別ができずに、もやもやします。
現在は、同じ意味で使われていますが、少し前までは、スマホのソフトがアプリで、パソコンのソフトがソフトでした。
ややこしいです。
ところが、正確に表現すると、上記の説明は間違っています。
アプリとは、アプリケーションソフトウェアの省略語で、応用ソフトのことです。Wordやエクセル、インターネットを見るためのブラウザ、メールやゲームなどです。
ソフトは、応用ソフトを動かすための基本ソフトのことで、パソコンやスマホのハードを動かすOS(オペレーティングシステム)です。
パソコンのOSであるWindpwsや、スマホのOSであるAndroidが基本ソフトで、ソフトと呼びます。
つまり、ソフト(基本ソフト)の上でアプリ(応用ソフト)が動いているというのが、正確な表現です。