SMAP解散から透けて見えたジャニーズ事務所の経営、親族経営の功罪

イギリスのロンドン
イギリスのロンドン

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SMAP解散は、週刊誌によるインタビュー記事、ジャニーズ事務所副社長の言葉が引き金になりました。親族経営を継続させることが、敏腕マネージャーを退社させ、SMAPを解散させるほど大切で守るべきことだったのか疑問は残ります。

SMAPが正式に解散

2016年12月31日でSMAPが解散するというニュースを聞いて、人間関係のむずかしさを痛感した人が多かったと思います。

SMAPの解散は残念ですが、やはり自分たちを育ててくれたマネージャーを裏切ることはできませんでした。

2016年1月の解散・分裂騒動では、木村くん以外の4人が、マネージャーと一緒にジャニーズ事務所から独立する予定でした。しかし、木村くんを始めとする周りの多くの人から説得され、結果的にマネージャー以外がジャニーズ事務所に残る決断をして解散を免れました。

実際は、当初の計画では木村くんも一緒に独立する予定でした。マネージャーとSMAP全員が独立しようとしたところ、2015年12月末、土壇場で木村くんが翻意して独立に反対し、結果としてマネージャーのみが退社に追い込まれました。

木村くんが土壇場で翻意したのは、独立後の条件が厳しく、SMAPメンバーやファンのことを考え、独立しない方が良いと判断したからです。

解散騒動を落ち着かせるためのスマスマでの生謝罪は、公開処刑とまで言われました。木村くん以外のジャニーズ事務所を裏切った4人の言葉と表情に注目が集まりました。芸能界の恐ろしさを、まざまざと見せつけられた生放送でした。

SMAP解散の真実は、5人のメンバー本人しかわからないことです。明らかな事実は、ジャニーズ事務所副社長の、マネージャーを貶めるような心ない言葉さえなければ、SMAPメンバーは、誰も解散したいと思っていなかったことです。

ここが残念でなりません。

週刊文春の記事が解散のきっかけ

解散騒動のきっかけは、2015年1月13日の週刊文春によるジャニーズ事務所副社長へのインタビュー記事です。SMAPのマネージャーが派閥を作っているのではないか、という記者からの質問に対して、副社長はマネージャーを呼びつけ、派閥争いが事実なら、SMAPと共にジャニーズ事務所を出て行くよう言ったのです。

このとき、副社長は、SMAPが踊れない、などのSMAPを批判しています。

マネージャーとしては、今までの努力や貢献を一切認めずに、邪魔者扱いする副社長の言葉が許せず、独立を考えるようになりました。

副社長は、週刊文春の記事で「SMAPを連れて出て行け」と言っているわけです。SMAPとマネージャーは、過去の功績どころか存在自体を否定され、そのショックは計り知れないものでした。

親族経営の功罪

ジャニーズ事務所のように、芸能界をコントロールできるほどの大きな力を持つ会社は、公的組織のように、国民の多くの意見を取り入れ、民主的な運営方式に変えるべきです。

親族による経営の支配が継続すると、歴史が証明しているように、多くの不幸を生み出します。日本の文化や経済まで疲弊させてしまいます。日本にとって大きな損失になります。

本来の正しい道は、もし派閥争いという内紛があれば、身を引くのは社長の親族側です。そして、会社にとって最も功績のある人がトップになるべきです。

本来は、SMAPを解散するのではなく、マネージャーをジャニーズ事務所の経営権のある役員として呼び戻すことです。それでもなお、派閥争いの内紛があるなら、社長の親族側が身を引くべきでしょう。それが健全な会社です。







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