2016年8月14日のSMAP解散発表までの経緯をわかりやすくまとめました。解散の発端になった週刊誌のインタビュー記事から、生謝罪、活動休止、解散発表までの経緯です。それぞれの段階でSMAPメンバーそれぞれの気持ちが揺れ、最終的にやむを得ず解散した状況がわかります。
この記事の感情部分は、管理人自身の感想です。本当の気持ちはSMAP本人たちしかわかりません。
週刊誌報道が引き金となったSMAP解散の真相
2015年1月 週刊誌のインタビュー記事
ジャニーズ事務所副社長へのインタビュー記事が週刊誌に掲載される。
副社長は、SMAPのマネージャーに対して「(自分の娘との)派閥争いは許さないこと、もしマネージャーが派閥争いするなら、SMAPを連れて出て行きなさい」と発言しました。さらにジャニーズ事務所の中でも、「SMAPは踊れないグループ」などと、SMAPを批判したのです。(実際には、週刊誌記者に煽られて発言した感じの内容、ジャニーズの派閥争いをネタに仕向けたのかもしれません。)
2015年8月頃 マネージャーが独立を計画
SMAPマネージャーが、ジャニーズ事務所の退社と独立を計画
2015年11月 4人が独立を決断
中居くん、稲垣くん、草彅くん、香取くん4人が、マネージャーと一緒に独立することを決断。木村くんは独立について明確に反対せず。木村くんはジャニーズ事務所への恩義も強く感じ、迷っていたのです。
木村拓哉のジャニーズ事務所残留の決断
2015年12月後半 木村くんが残留を決心
木村くんは、ジャニーズ事務所残留を決断。
2016年1月12日 マネージャーが辞任
マネージャーが、ジャニーズ事務所の関連会社「取締役」を辞任
2016年1月13日 SMAP解散スクープ
「SMAP解散、独立クーデター」などと報道される。
マネージャー退社に伴い、中居くん、草彅くん、稲垣くん、香取くんが独立を計画しているとの報道でした。木村くんはジャニーズ事務所に残留するので、独立クーデターは失敗との報道もありました。
スポニチ 「SMAP分裂危機 退社も」
日刊スポーツ 「ジャニーズ激震 SMAP解散」
SMAP生謝罪の裏側とその影響
2016年1月18日 生謝罪
「SMAP×SMAP」生放送で、SMAP全員が並んで「生謝罪」
木村くんがSMAPメンバーをリードして、解散を否定する謝罪会見でした。メンバー全員が顔面蒼白で、無理矢理に謝罪させられていることが明らかです。すぐに「生謝罪」や「公開処刑」とまで言われました。
2016年1月 国会で話題に
国会答弁でSMAP解散が話題になる、 安倍首相の答弁
「多くのファンの期待に、また、願いに応えて、グループが存続するということは、良かったのではないかと思っています。」
2016年5月4日 ジャニー氏が解散を否定
ジャニー喜多川社長が、SMAP解散を明確に否定。ジャニー喜多川社長は、「25周年コンサートをやりたい」とSMAPメンバーへ話す、しかし前向きな返事はなかった。
2016年6月7日 ファンクラブで解散を否定
ファンクラブ会報誌で、メンバー全員が「解散しない」と明言
2016年6月16日 ジャニー氏が説得
ジャニー喜多川社長に呼ばれて、SMAPメンバー5人が集まる。
みんな不機嫌な顔で、聞かれたことしか話さない。
香取くんと草彅くんは「5人では出来ない」の一点張り。中居くんは、「吾郎、剛、慎吾を守らないといけないので同調する」と話す。
木村くんは、「仕事やるために解散騒動を乗り越えたのに、なんでやんないの? 何があろうとやるべきじゃん。はぁ、俺には全然わかんないわ」とイラついていた。
ジャニー喜多川社長が、3つの提案をする。
「スマスマ20周年」を記念し、日本武道館で感謝祭を9月に実施
紅白歌合戦出場
ジャニーズカウントダウンコンサートに出て、ファンに感謝の気持ちを伝える
しかし、木村くん以外のメンバーは、いずれも拒否した。
6月以降も、ジャニー喜多川社長とメンバー5人で面談。5人で2度、個別で2度、ジャニー喜多川社長が面談した。
香取くん、草彅くん、稲垣くんは、「解散は望まないが、5人ではやりたくない、やれないんです。」と発言。(木村くんとは一緒にやれないという意味)
それを聞いた木村くんは、「は、なんで? 5人でやるために残ったんじゃないの?」
ジャニーズ事務所のSMAP活動休止提案の背景
2016年7月4日 活動休止の提案
ジャニー喜多川社長が5人と会談。16日と18日の音楽番組への出演はどうするのとSMAPメンバーへ聞くと、「今の状況で5人で一緒に歌うのは難しい」との返事。仕方なく出演見送り。
ジャニーズ事務所は、音楽番組に出ない状態が続くのは、ファンの不安を煽るだけ、しばらく活動を休止したほうが良いと提案。
2016年7月11日 音楽特番のオファー見送り
7月の音楽特番のオファー見送り
木村くん以外のメンバー4人が、一緒にステージに立つことに、首を縦に振らなかった。
香取くんは、「ステージに立てない」、「立ちたくない」、「今の状況では立てない」、香取くんの虚脱感が大きかった。
2016年7月25日 活動休止の判断を会社へ一任
事務所幹部とメンバーが個別面談。
稲垣くん、草彅くん、香取くんは、活動休止について会社に一任。
2016年8月4日 木村くんも活動休止を了承
木村くんは、活動休止を了承するが、SMAP復活を希望。木村くんは「なんで25週年ツァーできないかなぁ」と発言。
2016年8月5日 中居くんも活動休止を了承
中居くんは、事務所の判断には逆らわず、「4人はそういう意見ですか、わかりました」と話す。
2016年8月5日 活動休止で合意
メンバー全員が活動休止で合意する。
木村くんはハワイへ夏休み
SMAPメンバー4人が解散を決断した理由
2016年8月10日 ジャニー氏へ解散を申入れ
事態が急転。
木村くん以外のメンバー4人が、ジャニー喜多川社長を訪れる。香取くんが、「休むより解散したい」と強く主張。草彅くん、稲垣くんも同調。中居くんはとても驚いた様子だったが、「解散でいいと思う」と仕方なく同調した。
活動再開が見えない状況で、中途半端な形で、ファンに期待を持たせたくないこと、潔く解散したい、というメンバー4人の気持ちを伝えた。中居くんは、SMAP存続を模索していたが、押し切られる形になった。
2016年8月11日 事務所が解散を決断
ジャニーズ事務所幹部が協議、「2016年12月31日をもって解散」と苦渋の決断
公式発表されたSMAP解散の全貌
2016年8月14日(日) 「SMAP解散」を正式に発表
午前1時 、ジャニーズ事務所が各社へFAXし、SMAP解散を正式に発表した。 香取くんの生放送終了後に発表した。
解散発表時のコメント
木村くん「情けない」
中居くん「許して」
この言葉が、素直な気持ちを表現しています。当時のSMAPメンバーの状況が伝わります。
木村くんは、SMAPとして活動を続けられないメンバーに対して、「情けない」と感じたのでしょう。(もっと大人の対応できないのか)と、イラついたのです。
中居くんは、香取くんの「もう解散したい」という気持ちを翻意させることができず、結果的に解散になってしまい、ファンに対して「許して」と感じたのでしょう。
SMAPファンの冷静で感動的な対応
SMAPの解散は、国民的アイドルグループということを世界中が再認識することになりました。世界のメディアが報じ、日本では国会でも質疑になったのです。誰もがSMAPの影響力を確認することになりました。
しかし驚いたのは、ほんとのSMAPファンでした。
普通のファンなら、ただ単に「解散反対!」と騒ぐだけでしょう。男性の私でさえSMAPのひたむきな姿勢に元気をもらっていました。「解散して欲しくない」と心から願っていました。SMAP解散の正式発表によりショックを受け、自然と涙が溢れてきました。
ところがSMAPファンは、解散に反対して騒ぐようなことはしませんでした。むしろ騒いで反対していたのは、SMAPファンでない人たちが多かったのです。
SMAPファンは、「もう、これ以上、SMAPを苦しめたくない」と思っていたようです。解散をめぐるトラブルで、SMAPのメンバーを追い詰めたくないと考えていたのでしょう。ほんとにSMAPを愛しているのです。
「SMAPファン」の凄さを感じました。