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粘土質な庭の水はけを劇的改善!簡単DIY方法を徹底解説

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穴を掘る ガーデニング
穴を掘る
ガーデニング
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庭の水はけを改善した方法です。ジメジメした庭はイヤなものです。気分まで暗くなります。我が家の庭は雨が降ると水たまりができ、ぬかるみになってしまいます。庭の土自体が湿っていて粘土質です。そこで自分で庭の水はけ改善に挑戦することにしました。

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粘土質の庭を改善!効果的な水はけ対策

我が家の庭は 2 m × 10 m と細長く、しかも南面が2階建ての隣家に接しています。日当たりが悪く、大部分が日中でも日陰です。

さらに庭の土が粘土質なのです。小雨が降るだけで、すぐに水たまりができてしまいます。雨が降った翌日に庭を歩くと、靴の底に泥が張り付き、玄関の中まで泥だらけになってしまいます。泥を洗い流すだけでも大変なため、雨が降った後はしばらく庭を歩くことはできません。ぬかるみの庭はかなり悲惨な状況でした。

思い切って家を新築したときは、ギリギリまで予算を節約していました。建物本体の方で予算を使ってしまったので、後から造れる庭は自分で作ることにしたのです。建物完成時の庭は、最低限の塀を作っただけです。当時は緑の庭に憧れ、いずれ芝生の庭にしようと考えていました。しかし芝生は湿気を嫌います。泥だらけの庭では芝生も育ちません。そこで庭の水はけを改善することにしたのです。

以下は、実際にひとりで庭の水はけを改善した方法です。かなり安くできました。

この写真は、水はけを改善する前の庭です。写真のように雨がやんだ後も水たまりができ、ぬかるんでいました。小石などのガラも目立ちます。

泥濘の庭
泥濘の庭

少し雨が降るだけで水たまりができ、3〜4日はジメジメしたままです。なかなか水たまりがなくなりません。見た感じから粘土質な土ということがわかると思います。

泥濘の庭
泥濘の庭

私は裕福ではないので、住宅ローンを返せるか不安がありました。かなり思い切って家を新築する決断をしました。当然ながら家計は厳しくなりました。庭へかけるお金はなく、どうしても節約するしかなかったのです。後でできることや、自分でできることにはお金をかけないようにしました。建物本体を最優先し、なるべく建築費用を安く抑えたかったのです。予算が十分になく、緑の庭まで実現できませんでした。

昔から「休日にガーデニングしたい」という憧れもありました。ゆっくりと自分で好きなように庭を造るのも楽しいはずです。建物が完成した後で、お金をかけずに自分ひとりで庭を造ろうと思いました。

家が完成したときの庭は、コンクリートブロックの塀と数本の木だけです。庭の土のことまで気にしていません。

この写真を見てください。てかてか光る粘土質な土です。石などのガラも目立ちます。庭に手を入れてない新築時の状態です。

湿った庭
湿った庭
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DIYでできる庭の水はけ改善法

庭の水はけを改善する方法をインターネットで調べると、いろいろな方法がありました。土を入れ替える方法、排水を良くする方法、土を砂などと混ぜる方法など、どれを選択するか迷いました。

もし予算に余裕があるなら、庭の水はけを改善する確実な方法は、ガーデニング専門会社へ依頼することです。土そのものを入れ替えてしまうのが一番効果的です。小型ショベルカーで庭の表面を30cmほど堀り返し、表面の土を全て剥ぎ取り、水はけの良い新しい土へ入れ替えるのです。

表面の土を入れ替える方法は完璧な解決方法です。しかしデメリットは施工費用が高くなることです。水はけの良い土の購入代金と、ショベルカーや運送用ダンプ代、人件費などで10万円以上必要です。予算に余裕がある人や、庭いじりに興味がない人、自分で庭を作るのが面倒な人にはおすすめかもしれません。

私はお金をかけたくないですし、自分で工夫して庭いじりを楽しみたいです。そこで自分で解決する方法を選びました。

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安価で簡単な暗渠排水の作り方

いろいろ調べたところ、水はけを改善するため暗渠排水(あんきょはいすい)に挑戦することにしました。

実は、暗渠排水という言葉自体、聞いたことがありませんでした。恥ずかしながら、50歳後半まで知りませんでした。調べると、昔からある言葉だとわかり、自分の知識の少なさに驚き反省したところです。

暗渠排水は、細い排水パイプや大きめの石などを土の中へ埋めて、地中の水分を逃がすものです。

ガーデニング専門会社へ依頼する土の入れ替えは、費用も高いので最後の手段にします。その前に自分で暗渠排水を試し、さらに砂と鹿沼土を混ぜ粘土質な土を変えることにしました。

暗渠排水を作るには庭に深い穴を掘ります。我が家の庭は細長いので、穴を 2 ヶ所掘ることにしました。等間隔になるよう掘る位置を決めました。掘る穴の大きさは、縦 1 m ✕ 横 70 cm ✕ 深さ 1 mです。

シャベルを使い手作業で穴を掘りました。かなりの肉体労働です。1 箇所掘るのに、およそ 30分 必要でした。休憩しながら掘っても汗だくになり、かなり疲れました。翌日は全身が筋肉痛でした。

穴を掘り終えたら、次はガラ袋へ大きな石などを詰めます。ガラを透水性のガラ袋に詰めて、穴の半分くらいまで埋めます。ガラとして使ったのは、大きな石、コンクリートブロックや陶器の破片などです。小さな石よりも、直径 10 センチ以上の大きい石の方が良いです。大きな石の方が隙間ができ、その隙間を水が浸透します。ガラの役割は土の中の水分を逃がすことです。

透水性のガラ袋を埋めるのを、愛犬も手伝って(邪魔して)くれました。

ガラ袋はホームセンターの園芸コーナーで売ってます。必ず水を通す、透水性のあるガラ袋にします。透水性がないと排水効果がありません。私は、ガラ袋に透水性があるかわからないので店員さんへ聞きました。

ガラは、庭の土の表面を掘り返したときに出てきたものを使いました。土に砂と鹿沼土を混ぜるため、シャベルで30cmくらい掘り返しました。このときに、かなり多くのガラが出てきました。大きな石、瓦のかけら、コンクリートブロックのかけら、陶器の破片などが、ガラ袋5つほど出てきたのです。

簡易な暗渠排水は、掘った穴へガラを埋め、その上に 50 cmくらい土をかけます。地面が水平になるよう踏み固めます。

自分で埋めたようなドヤ顔の愛犬。茶色の袋が透水性のあるガラ袋です。

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砂と鹿沼土を使った庭の水はけ改善法

近くのホームセンターで、砂と鹿沼土を購入しました。砂は塩分の含まれてない川砂です。塩分のある砂は植物を枯らしてしまいます。私は、水はけを改善した後に芝生を張りたいので、塩分のない川砂を買いました。

シャベルで 20 cmほどの深さまで掘りながら、砂と鹿沼土を混ぜたところです。手前の、土がテカテカしているところは、まだ混ぜてない部分です。

庭の土に、川砂と鹿沼土を混ぜる
庭の土に、川砂と鹿沼土を混ぜる

最初に細長い庭の 2 か所に暗渠排水を作りました。その部分だけ先に砂と鹿沼土を混ぜました。

庭の土に、川砂と鹿沼土を混ぜる
庭の土に、川砂と鹿沼土を混ぜる

上の写真のように、砂と鹿沼土を混ぜた部分以外は、粘土質な土がテカテカしています。この後、下の写真のように庭全体へ砂と鹿沼土を混ぜました。

湿った土に鹿沼土を混ぜる
湿った土に鹿沼土を混ぜる
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即効性のある庭の水はけ改善結果

庭の水はけを改善するために、次の二つを実施しました。

暗渠排水 (ガラを埋めるだけの簡易方式)


砂と鹿沼土を混ぜる

この結果、驚くほど庭の水はけが良くなりました。雨が降っても水たまりがなくなりました。

暗渠排水の費用は、ガラ袋代の500円だけでした。あとは体力だけです。砂と鹿沼土は広さによって費用が変わります。でもDIYなら安くできます。私の庭ではすべて含めて1万円以下でした。

作業時間は、一人で土日だけの作業で2週間、正味 10 時間くらいです。一番大変なのは、土を掘り返す作業です。シャベルに体重をかけて掘る作業は重労働でした。すぐに疲れてしまいます。 1 日 3 時間が限界でした。

がんばった結果、もう庭に水たまりはできません。表面の土は乾くようになりました。土が水分でテカテカ光る状態ともおさらばです。庭の水はけを改善するのに成功しました。

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