2026年1月、ついにこの時が来てしまいました。日本中が注目する「最後」の時、上野動物園の双子パンダ、シャオシャオとレイレイの中国返還がいよいよ目前に迫っています。
「まだ日本にいてほしい」
「最後にもう一度だけ会いたい」
そんな声がSNS上でも溢れかえっていますが、現実は待ってくれません。和歌山・アドベンチャーワールドの4頭が旅立った昨年2025年の6月から約半年。日本国内でパンダに会える唯一の場所となっていた上野動物園からも、彼らがいなくなろうとしています。これは単なる「返還」ではなく、約半世紀ぶりに日本国内のパンダ飼育数が「ゼロ」になるという、歴史的な転換点でもあります。
私はこれまで、ブログを通じて数々の「検証」や「深掘り」を行ってきましたが、今回ほど切ない調査はありませんでした。しかし、嘆いてばかりもいられません。最後の瞬間まで、私たちができることは何か。予約はまだ間に合うのか、抽選に外れたらどうすればいいのか。そして、なぜ今すべてのパンダがいなくなるのか。
この記事では、2026年1月9日時点での最新情報を徹底的に洗い出し、悔いのない「お別れ」をするためのガイドとしてまとめました。感情論だけでなく、事実に基づいた現状と、これからの展望について詳しく解説していきます。
日本からパンダが消える?2026年1月の現状整理
「パンダ 最後」と検索してこの記事にたどり着いた方の多くは、現在の状況に少なからず不安を感じているのではないでしょうか。まずは、2026年1月現在の日本国内におけるパンダの状況を、冷静に整理しておきましょう。

アドベンチャーワールドの4頭はすでに帰国済み
記憶に新しい方も多いと思いますが、和歌山県白浜町にある「アドベンチャーワールド」で暮らしていた4頭のジャイアントパンダ(良浜、結浜、彩浜、楓浜)は、2025年6月28日に中国・成都へと旅立ちました。
アドベンチャーワールドといえば、世界でも有数の繁殖実績を誇る「パンダの大家族」として知られていました。しかし、将来の繁殖パートナーを見つけるため、そして種の保存という大きな目的のために、彼女たちは故郷である中国へ戻ることになったのです。
この時点で、日本国内でパンダに会える場所は、東京都の恩賜上野動物園のみとなっていました。「西のパンダ」がいなくなり、すべてのパンダファンが「東のパンダ」である上野の双子に熱い視線を注いでいたのが、この半年間の状況です。

いよいよ迫る「Xデー」。シャオシャオ・レイレイの返還スケジュール
そして今、その上野動物園のシャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)にも、別れの時が迫っています。東京都の発表および上野動物園の公式サイトによると、返還スケジュールは以下の通り確定しています。
- 返還時期: 2026年1月下旬
- 最終観覧日: 2026年1月25日(日)
今日が1月9日ですから、最終観覧日まであと2週間ほどしかありません。この2頭が中国へ渡ると、日本国内の動物園で飼育されているジャイアントパンダの頭数は「ゼロ」になります。
1972年にカンカンとランランが来日して以来、日本には常にパンダがいました(一時的な不在期間を除く)。約54年ぶりに「パンダのいない日本」が訪れようとしているのです。これは、単に「かわいい動物が見られなくなる」というだけでなく、日中間の動物交流の歴史においても大きな節目と言えるでしょう。
【上野動物園】シャオシャオ・レイレイ最終観覧の攻略法
さて、ここからは実用的な話です。「最後にもう一度会いたい!」という方のために、現在の観覧予約状況と、少しでも可能性を高めるための攻略法を解説します。

運命の「1月25日」抽選は終了。まだチャンスはあるのか?
結論から申し上げますと、最終観覧日である1月25日(日)の観覧抽選申し込みは、昨日1月8日をもって終了しました。
上野動物園では、混乱を避けるために最終日の観覧を「事前WEB予約による抽選制」としていました。その受付期間が1月5日から1月8日までだったのです。抽選結果の発表は1月16日に予定されていますが、倍率はとんでもないことになっていると予想されます。
「じゃあ、もう見られないの?」
と諦めるのはまだ早いです。最終日以外の平日であれば、まだチャンスが残っている可能性があります。
現在、1月25日までの期間はすべて事前予約制となっていますが、「先着順」の枠でキャンセルが出る場合があります。専用の予約サイトをこまめにチェックし、リロードを繰り返すことで、奇跡的に空き枠を拾えることがあります。これは私の経験上、早朝や深夜など、人が少ない時間帯にポロっと空きが出ることがあるのです。
また、1月24日(土)までの日程で、もし「抽選」ではなく「先着」の枠が残っているなら、迷わず確保してください。たとえ1分程度の観覧時間であっても、彼らの姿を目に焼き付ける価値は十分にあります。
観覧券がなくても諦めない!「お見送り」の楽しみ方
もし、予約戦争に敗れてしまい、観覧券をゲットできなかったとしても、上野動物園に行く価値はあります。
園内は現在、シャオシャオとレイレイへの感謝を伝える装飾が施されています。ファンからのメッセージカードが掲示されていたり、これまでの成長記録を振り返るパネル展示があったりと、園全体が「お別れムード」一色です。
また、「パンダのもり」周辺に行けば、同じように別れを惜しむ多くのファンと空間を共有できます。姿は見えなくても、同じ場所にいて、同じ空気を吸い、心の中で「ありがとう」と伝える。それだけでも、立派な「お見送り」になります。
さらに、売店ではメモリアルグッズが販売されています。これらも在庫限りで完売が予想されますので、グッズを入手して思い出を手元に残すというのも、ファンとしてのひとつの在り方ではないでしょうか。

混雑回避の裏ワザ!「正門」回避の鉄則は健在か
もし運良く観覧予約が取れた場合、あるいは園内の雰囲気だけでも味わいに行く場合、当日は凄まじい混雑が予想されます。
ここで、私が過去の記事でも何度か紹介してきた「鉄則」を思い出してください。
「パンダ目当てなら、正門から入ってはいけない」
JR上野駅の公園口からすぐの「正門」は、最も利用者が多く、入園ゲートだけで長蛇の列になります。特に今回は最後のお別れということで、普段動物園に来ない層も殺到するでしょう。
そこで私が強くおすすめするのは、「池之端門(いけのはたもん)」または「弁天門(べんてんもん)」からの入園です。
- 池之端門: 東京メトロ千代田線の根津駅から徒歩約5分。パンダがいる「西園」に最も近い門です。
- 弁天門: JR上野駅不忍口から徒歩、または京成上野駅からすぐ。こちらも西園に直結しています。
観覧予約をしている場合、指定された時間に観覧列に並ぶ必要がありますが、入園自体に時間がかかってしまっては元も子もありません。少しでもスムーズに入園し、西園エリアへ到達するためには、正門を避けるのが賢明です。これは、混雑時の上野動物園を攻略するための基本中の基本ですが、今回のような緊急事態こそ、その効果を発揮します。
なぜ「全頭返還」になったのか?背景を深掘り
「これほど人気があるのに、なぜ全部返さなければならないのか?」
「レンタル料の問題なのか?」
そんな疑問を持つ方も多いでしょう。ここで一度、冷静に「なぜ帰らなければならないのか」という背景を掘り下げてみます。

繁殖適齢期と「契約」の壁
最大の理由は、やはり「繁殖」です。
ジャイアントパンダは絶滅危惧種(現在は危急種に引き下げられましたが、依然として希少)であり、ワシントン条約で商取引が禁止されています。そのため、現在世界中の動物園にいるパンダは、すべて中国からの「貸与(レンタル)」という形をとっています。
この貸与協定には、「繁殖適齢期に達したら、パートナーを見つけるために中国へ返す」という条項が含まれていることがほとんどです。
シャオシャオとレイレイは2021年6月生まれで、現在4歳。人間で言えば10代半ばから後半に差し掛かる時期で、性成熟を迎える一歩手前です。日本国内には彼らのパートナーとなる血縁関係のないパンダがいません。彼らが子孫を残し、命をつないでいくためには、中国へ戻り、多くのパートナー候補の中から相手を見つける必要があるのです。
これは、私たちファンにとっては寂しいことですが、パンダという「種」にとっては非常に重要なプロセスです。

日本にパンダは戻ってくる?今後の可能性を検証
気になるのは、「今後、日本にパンダは戻ってくるのか?」という点です。
現時点で具体的な来日予定は発表されていません。しかし、外交関係者の間では、2026年11月に中国で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)などの外交イベントが、ひとつのきっかけになるのではないかという見方もあります。
過去の例を見ても、パンダの貸与は外交関係の温度感と密接に関わってきました。日中関係が良好な方向へ進めば、新たなペアが来日する可能性はゼロではありません。
ただし、中国側も近年はパンダの保護管理を強化しており、貸与の条件は以前よりも厳しくなっています。動物福祉の観点からも、「ただ人気だから連れてくる」のではなく、「種の保存に貢献できる環境か」が厳しく審査されるでしょう。
日本には長年の飼育実績と高い技術があります。上野動物園もアドベンチャーワールドも、世界トップクラスの飼育環境を持っています。その実績が評価されれば、いずれまた、白黒の愛らしい姿が見られる日が来ると私は信じています。
パンダ不在の日本、これからの動物園の楽しみ方
パンダがいなくなることは確かに大きな喪失ですが、動物園の魅力はパンダだけではありません。これを機に、他の動物たちにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
上野動物園の「次」の主役は?
上野動物園には、パンダ以外にも魅力的な動物がたくさんいます。
例えば、アジアゾウ。2020年にオープンした「ゾウのすむ森」では、群れで生活するゾウたちのダイナミックな姿を見ることができます。子ゾウのアルンもすくすくと成長しており、その愛らしい姿は必見です。
また、ホッキョクグマやゴリラの森など、生息環境を再現した展示は見ごたえがあります。パンダ舎の行列に並んでいた時間を、これからはゆっくりと他の動物の観察に充てることで、新しい発見があるかもしれません。私は特に、マヌルネコのふてぶてしい可愛さに注目しています。

過去の映像や写真で思い出を振り返る
パンダがいなくなっても、私たちの思い出が消えるわけではありません。
今はスマホの中に、シャオシャオやレイレイ、シャンシャン、そしてリーリー・シンシンの写真がたくさん残っているはずです。SNSでハッシュタグを検索すれば、多くのファンが撮影した素晴らしい写真や動画を見ることができます。
ブログやYouTubeなどのアーカイブも貴重な資産です。彼らが日本にいた証、私たちが彼らを愛した記録は、デジタルデータとして半永久的に残ります。寂しくなったら、それらを見返して、彼らの幸せを祈りましょう。
まとめ:感謝を込めて見送ろう
2026年1月25日。この日が、日本のパンダ史における一つの区切りとなります。
アドベンチャーワールドの4頭、そして上野の2頭。彼らは私たちに数え切れないほどの笑顔と癒やしをくれました。コロナ禍の暗いニュースの中で生まれたシャオシャオとレイレイは、まさに希望の光でした。
「行かないで」と引き止めるのではなく、「今までありがとう、元気でね」と送り出すこと。それが、彼らを愛した私たちの最後の務めではないでしょうか。

もし運良く最終観覧に行ける方は、ルールとマナーを守って、最高のお見送りをしてください。行けない方も、遠くから彼らの旅の無事を祈りましょう。
パンダがいなくなっても、ときめきの秘密基地はこれからも動物たちの魅力や、日々の生活を楽しくする情報を発信し続けます。またいつか、日本でパンダに会える日を夢見て。
