少年隊の錦織一清と植草克秀が、ジャニーズ事務所を退所した主な理由は、ジャニー喜多川の死去と、若い世代の活躍を妨げていると感じたことでした。一方、東山紀之はジャニーズ事務所に残り、ジャニー喜多川の遺志を受け継ぎ、事務所を支えることを決意し、社長に就任しました。
少年隊が解散した経緯
ジャニーズの少年隊は、1981年 – 2020年まで活動していたジャニーズのグループです。メンバーは、錦織一清(ニッキ、リーダー)、植草克秀(かっちゃん)、東山紀之(ヒガシ)です。ジャニーズの中では、一番ダンスの上手いグループでした。当時のキレキレの動きには、誰も追いつかないでしょう。
2020年に錦織と植草がジャニーズ事務所を退所し、事実上の解散になりました。
解散の主な経緯は、メンバーの年齢や個々の活動に対する希望と、ジャニーズ事務所の方針の変化に関係しています。メンバーたちは次第に年齢を重ね、ソロ活動や俳優業など個々のキャリアを追求する意向が強まり、グループ活動の継続が難しくなったため、解散を決断しました。
少年隊の仮面舞踏会が凄すぎると言われる理由
今や伝説になっている「仮面舞踏会が凄すぎる」と言われる理由は次のとおりです。
洗練されたステージセット: 仮面舞踏会のステージセットは、豪華で洗練されており、観客を別世界に誘います。美しい装飾や照明効果が、舞台全体を魅力的に演出しています。
仮面のテーマ性: 仮面舞踏会は、仮面をテーマにしており、メンバーが仮面をつけたり、外したりしながらパフォーマンスを行います。仮面は謎めいて魅力的な要素で、物語性を高めています。
ダンスの高度な技巧: 少年隊のメンバーは、ダンス技巧が高く、特に複雑な振付やパフォーマンスを得意とします。仮面舞踏会では、その高度なダンス技術が存分に発揮されます。
ファッションとスタイリング: 仮面舞踏会の衣装は、エレガントでファッショナブルであり、メンバーのスタイリングも際立っています。視覚的な魅力が高いです。
観客へのエンターテインメント: 少年隊は観客を楽しませることに長けており、仮面舞踏会はその代表的な例です。観客参加型のエンターテイメント要素も含まれ、コンサートの醍醐味となっています。
感情の表現: 仮面舞踏会の歌詞やパフォーマンスは、深い感情を表現することがあります。メンバーの情熱的な歌唱や表現力が、観客に感動をもたらします。
グループ全体のシンクロ: 少年隊はメンバー間のシンクロが非常に優れており、グループ全体の一体感が仮面舞踏会を特別なものにしています。
これらの要素が、少年隊の仮面舞踏会を特別で凄いものとして評価される理由の一部です。このパフォーマンスは彼らのファンにとって特別な思い出となり、音楽エンターテイメントの一部として高く評価されています。
錦織一清と植草克秀の退所理由
二人の退所理由は、大きく分けて次の2つです。
ジャニー喜多川の死去
若い世代の活躍を妨げている
ジャニー喜多川は、少年隊を結成し、彼らの芸能人生を支えてきた人物です。錦織・植草は、ジャニー喜多川を「育ての親」と慕い、彼の死去は大きな衝撃を受けました。また、ジャニー喜多川の死去によって、少年隊というグループの存在意義も見失ってしまったと語っています。
また、錦織・植草は、若い世代の活躍を妨げていることも退所の理由の一つとして挙げています。彼らは、少年隊結成以来、30年以上にわたって芸能活動を続けてきました。その間、彼らは多くの経験を積み、大きな成功を収めました。しかし、彼らは、自分たちの存在が、若い世代の活躍の妨げになっているのではないかと考えるようになりました。
具体的には、錦織は、雑誌のインタビューで、以下のように語っています。
僕の中では、ジャニー(喜多川)さんが存在しないことが一番考えたことなんだよね。オレの中で、(事務所が)意味をなさなくなってきた。
僕は、少年隊というグループを守ってきたという意識が強かったんですよ。でも、ジャニーさんがいなくなって、その意識がなくなったんですよね。
僕は、自分が老害になっていることが嫌だった。若い子たちに、もっと活躍してほしいと思った。
だから、ジャニーズ事務所を辞めて、自分の力で新たなことに挑戦したいと思ったんです。
錦織・植草の退所は、少年隊のファンにとって大きな衝撃でした。しかし、彼らは、新たな道を歩むために、ジャニーズ事務所を退所することを決断しました。
東山紀之がジャニーズ事務所に残った理由
東山紀之がジャニーズ事務所に残った主な理由は、次のとおりです。
ジャニー喜多川の「遺志」
自身の役割感
ジャニー喜多川は、自身の死後、東山紀之にジャニーズ事務所を託したいと語っていたと伝えられています。そして、東山紀之はその思いを受けジャニーズ事務所を支えていくことを決意しました。また東山紀之は、2021年に近藤真彦が退所した後、自身がジャニーズ事務所の「顔」であり、多くのファンに支えられてきたことに責任を感じていたとされています。
そして東山紀之は、2023年9月5日付でジャニーズ事務所の取締役社長に就任し、次のようにコメントしています。
僕は、ジャニーズ事務所の社長として、ジャニーさんから受け継いだ「エンターテインメントの力で、世界を笑顔にする」という理念を、これからも大切にしていきたいと思っています。
東山紀之は、ジャニー喜多川の「遺志」と自身の役割を胸に、ジャニーズ事務所を支え続けています。
ジャニーズ事務所の歴史と主要アイドルのデビュー
1962年 ジャニーズ事務所 創業
初代ジャニーズ(真家ひろみ、飯野おさみ、中谷良、あおい輝彦)デビュー
1968年 フォーリーブス デビュー(1978年解散、1994年おりもが退所)
1972年 郷ひろみ デビュー(1975年退所)
1979年 近藤真彦 デビュー(2021年退所)
1980年 田原俊彦 デビュー(1994年退所)
1982年 シブがき隊 デビュー(1988年解散、1989年退所)
1985年 少年隊 デビュー(2020年錦織と植草が退所)
1987年 光GENJI デビュー(1995年解散)
1988年 男闘呼組 デビュー(2023年解散、2021年退所)
1990年 TOKIO 結成(前身は1989年の城島茂バンド)
1991年 SMAP デビュー(2016年解散)
1993年 KinKi Kids 結成
1995年 V6 デビュー(2021年解散)
1999年 嵐 デビュー(2020年活動休止)
2003年 NEWS デビュー
2004年 関ジャニ∞ デビュー
2006年 KAT-TUN デビュー
2007年 Hey! Say! JUMP デビュー
2011年 Kis-My-Ft2 Sexy Zone デビュー
2012年 A.B.C-Z デビュー
2014年 ジャニーズWEST デビュー
2018年 King & Prince デビュー
2019年 ジャニー喜多川氏 死去
2019年 藤島ジュリー景子 ジャニーズ事務所代表取締役社長に就任
2020年 Snow Man デビュー
2021年 メリー喜多川氏 死去
2021年 なにわ男子 デビュー
2023年 東山紀之 ジャニーズ事務所の代表取締役社長に就任