最近は、「オートバイ」と「バイク」という両方の名称が使われています。特に会話の中で、「オートバイ」と「バイク」の他にも「スクーター」が出てくると、相当ややこしいです。かなりゴチャ混ぜで使われると、実害があるわけではありませんが、なんだかモヤモヤします。
25年ほど前(1995年)までは、「オートバイ」、「バイク」、「スクーター」は明確に使い分けてました。「オートバイ」は、原付き(50cc未満)より大きいもの、「バイク」は原付きでした。スクーターは、跨がらずに足を揃えて乗れるもの、と明確に区分けされていたのです。明確な基準があったわけではありませんが、みんな共通認識がありました。
徐々に、使い分けされなくなったのは、大排気量のスクーターなども出現し、「オートバイ」を「バイク」と呼ぶ若者が増えてきたように思います。
そこで、なぜか「オートバイ」と「バイク」の違いが気になってしまい、調べてみました。
オートバイ・バイク・スクーターの違いを徹底解説!
インターネットで、いろいろ調べた結果です。
「オートバイ」は、英語のautobicycle(オート・バイシクル)を、日本流に変えた言葉です。autobicycleを直訳すると、「自動二輪車」です。
しかし、英語ではmotorcycle(モーターサイクル)の方が一般的に使われます。現在は、「オートバイ」という言葉を、若い人は、あまり使いません。長たらしいのと、古臭いイメージのようです。
「バイク」は、bicycle(バイシクル=自転車)からきた名称です。英語では、もともと自転車でした。昔は原付きのみ「バイク」と呼びました。排気量50cc未満は原動機付自転車のため「バイク」だったのです。普通の自転車と区別するために「バイク」と呼んでました。しかし現在は、「二輪車すべて」を意味するようになりました。たしかに「オートバイ」よりも「バイク」の方が、スマートな呼び方です。
「スクーター」は、現在、ほとんど使わなくなりました。跨がらずに足を揃えて乗れるという意味は、昔から変わってません。ビッグバイクと呼ぶ方が多いかもしれません。
今の主流は「バイク」!名称の変遷を解説
インターネットで記事などを読んでいると、現在は、「バイク」が主流のようです。正確に表現すれば「バイク」は、「二輪車すべて」を意味します。自転車も原付きも、オートバイも含まれます。
例えば、大型オートバイに乗るための教習所も、「大型バイクの教習所」と表現されてます。
唯一使い分けできそうなのは、「バイク」と「スクーター」です。車体に跨るかどうかです。足を揃えて乗れるのが「スクーター」です。しかし広い意味では「バイク」です。
「単車」とは呼ばない方がいい理由とは?
私は、1977年から現在(2024年)に至るまで、47年間、二輪免許を持っています。
この間に、二輪免許の制度も大きく変わりました。昔(1976年以前)は、自動二輪免許の区別(中型、大型)もありませんでした。メーカーによる排気量の自主規制(国産は750ccまで)もなかったのです。
いろいろな免許制度の変更や、オートバイの進化などから、呼び方も変わりました。
「オートバイ」と言うと、若い人たちから「古くさっ!」と思われます。
これからは、「バイク」です!
間違えても「単車」と言わないように。若い人たちから、「いつの時代?兵隊か?」と引かれます。