Windows 7からWindows 8へアップグレードしたときに発生した「エラー」の解説です。ノートパソコンへ、Windows 8をインストールした後に、Windows 7用のドライバーやソフトをインストールして「エラー」になりました。
速く快適なWindows 8をインストール
2012年10月26日、Windows 8発売当日に、ノートパソコンlenovoG570(Win7)へWindows 8をインストールしました。Windows 8は、Windows 7やWindowsXPよりも動作が軽くて、全体的に速く快適でした。これだけ軽快なら、画面を指で直接操作するタッチパネル機能が使えなくても、サクサク動くWindows 8をインストールして良かったです。
ところが、2週間経過した11月11日に、エラーが発生しました。
WindowsXPやWindows 7用の古いアプリを再インストールしたところ、Windows 8の動きが次第に遅くなりました。ブラウザ(インターネットエクスプローラ)が「反応なし」で固まることが多くなってしまいました。ノートパソコン起動時も、やたらとハードディスクにアクセスしていて、遅くなった気がします。
インストールした古いアプリは、自宅のプリンター用ドライバーソフトと、デジカメに附属していた編集用ソフトです。両方ともWindows 7用ドライバーソフトです。「Windows 8でも動作する」と書いてあったのでインストールしました。
タッチパッドでエラー発生
その後、ノートパソコンlenovoG570のタッチパッドにもエラーが発生しました。タッチパッドのドライバーが、Windows 8標準のドライバーへ自動的に置き換わってしまい、タッチパッドのスクロール機能が使えなくなりました。
そこで再度、Windows 8上で、Windows 7用のタッチパッドのドライバーをインストールしました。もしかすると、Windows 8上でWindows 7用のドライバーが動けば、タッチパッドが使えるかも知れない、と考えチャレンジしたのです。
ところが、タッチパッド用のWindows 7ドライバーを再インストールしても、やはりタッチパッドのスクロール機能は使えませんでした。
スクロール機能がなくても、タッチパッドを使い、クリックしたりマウスを動かせば支障はありません。
しかし、この後「大問題」が発生しました。
固まり「激しくHDDアクセス」
昼食のため、一時的にノートパソコンの蓋を閉じて「休止」しました。食事を終えてから、電源ボタンを軽く押してWindows 8を復帰させようとしたところ、全く反応しなくなったのです。
ノートパソコンは、2012年4月発売のlenovoのG570型です。1年も経過してない新しいノートパソコンです。普通に考えて、Windows 7が動作するマシンなら、Windows 8も問題なく動作するはずです。
何も反応しないノートパソコンの症状は、画面が灰色(電源が入っている様子の少し明るい灰色)で、HDDのアクセスランプが点灯しっぱなしです。つまり、激しくHDDアクセスを繰り返している状態です。
(もしかして、しばらく時間をおけば起動するのか、Win8よ!)
と思いつつ10分経過・・まだHDDアクセスランプが点灯し続け、激しくアクセスしている様子。
(あああ、だめだ起動しない。でも、もう少し辛抱しよう。)
2時間経過したところで断念しました。HDDが壊れそうでした。仕方なく電源ボタン長押しで、強制的に電源を切りました。少し時間をおいてから、祈るような気持ちで電源を入れました。
BIOS画面は、通常どおり立ち上がります。次に画面が暗くなります。少し灰色っぽくて、HDDのアクセスランプが点灯し続け、再び全く反応しません。以前の固まった状態のままです。
どのキーを押しても反応しません。
「ctrl+alt+del」もだめ、「alt+F4」もだめ、「Windowsキー」もだめ、いろいろなキーを押しても、全く反応しませんでした。
こうなると仕方ありません。最初からやり直しです。Windows 8を再インストールすることにします。
・・かなり無駄な時間を過ごしてしまいました。
エラーの原因
今回、ノートパソコンのWindows 8が起動せず、画面が灰色に固まるエラーが発生しました。想定できる原因は、Windows 7用のドライバーやソフトをインストールしたことです。
インストールの順番も影響しているかも知れません。Windows 8をインストールした後に、Windows 7用のドライバーをインストールしたことが原因になっている可能性が高いです。
Windows 8をインストールした後は、できれば、Windows 7以前のドライバーやソフトはインストールしない方が安全です。