定年後の就職活動と事前準備、再雇用かシニア起業で迷ったときの判断

ジャックラッセルテリアと相模湖
ジャックラッセルテリアと相模湖

誰でもできる再雇用

2018年8月
定年まで残り20ヶ月です。自分の年齢が、あと1年半で60歳になるなど、若い頃は信じられませんでした。

19歳で会社に入った新人の頃は、周りの40歳以上の人たちが皆メガネをかけていて、「タダのジイさん」たちで見分けがつかないと思っていました。しかし、いつしか自分もその年齢を超え、まもなく60歳の定年になります。

今まで40年間会社で働いていたときは意識しませんでしたが、定年のときは自分の進路を決めねばなりません。

現在(2018年)は、60歳の定年になった後も65歳までは働ける「再雇用制度」があります。2006年から法律で事業主に義務付けられました。

定年時に「再雇用」を希望すれば、給料は新人クラスにガクンと落ちますが、65歳まで働くことができます。

第二の人生の選択とは

再雇用を希望しなければ、60歳で定年になった後は、会社側は何もしてくれません。自分で就職活動や起業を検討しなければなりません。

つまり、あと1年半後に、再雇用するかどうかの進路を決断しなくてはなりません。

今までの生活スタイルをなるべく続けたいなら、リスクのない再雇用を選択することになります。給料は低くなりますが65歳まで働けます。ただし65歳からは完全に無職になります。

再雇用を希望しなければ、自分ですべて見つけなければなりません。ハローワークで再就職先を見つけて応募するか、あるいは自分でシニア起業するかなど自己責任で行動する必要があります。

第二の人生としての進路を早い段階でひとつに決めるのか、それとも、いくつかの選択をオプションとするのか、悩み始めました。

再雇用で給料はどれだけ減るか

実際に再雇用を選択した人の給料明細です。管理職でない人の実例を見てみます。

2017年3月定年退職して、同じ組織で再雇用、公務員、女性

定年前の月給 469,500円

定年後の再雇用の月給 273,211円

基本給  220,000円

地域手当 42,900円

通勤手当 10,311円

再雇用は、給料がおよそ半分になります。

しかし、給料が大きく下がったときは、高年齢雇用継続給付金として、定年時の月収の75%までの差額が支給されます。上記の例では上限352,125円までの差額がもらえます。

ただし、高年齢雇用継続給付金は、ボーナス部分は対象にならず、再雇用期間の65歳までです。

就職活動は60歳では遅い

定年後の就職活動は、何歳からスタートするのが理想でしょうか。

民間の会社は営利企業です。利益をあげられる人を求めます。採用担当者からすれば若い人を優先することが多いです。

就職活動は早い方が余裕ができますが、焦る必要はないです。50歳過ぎた人が1年や2年遅れても同じです。それよりも事前調査が重要です。特に成功例と失敗例の情報を早いうちから集め、分析し、ポイントを把握することです。

現在はインターネットでシニア起業の情報を得ることも簡単です。

起業の可能性を探る

シニア起業を計画する前に、成功と失敗の体験談を多数読むことです。その中からノウハウやコツをつかみます。事前調査が知識として役に立つわけです。

実際の事例を以下に集めました。

シニア起業の成功例とポイント

男性 52歳

52歳で独立して、30年間の人事・労務・総務の経験から再就職支援サービス(アウトプレースメント)を開業。
在職中に社会保険労務士、行政書士、FPなどの資格を取得。
開業当時は、欧米では広く普及していた「再就職支援サービス」ですが、日本ではなかったのです。

ナンバーワンではなく、オンリーワンの成功例。

男性 62歳

一人暮らしのお年寄りへ弁当を宅配する「宅食ビジネス」のフランチャイズに加盟して成功している事例です。欠品させないよう在庫を抱えるリスクもありますが、顧客開拓が地域の人たちとの繋がりになり、感謝される仕事なので、やりがいがあるようです。

女性 80歳

合格率16%の国家資格『宅建』に80歳で合格。不動産屋を開業し、年商3億円。名刺が500円分のクオカードや自宅の応接間を改造した事務所などユニークなアイデアのサービス。

専業主婦 57歳

もともと料理が得意で、実家が農家なこともあって、野菜に関する知識や仕入が確立されてました。自宅兼店舗として、地元の野菜を売りにした「お惣菜カフェ」をしています。

シニア起業の失敗例と原因

男性 64才

55才の時に職場の早期退職制度を利用して独立しました。もともとラーメン屋巡りが趣味なため、50万円の講習費を払い10日間のラーメン学校に入学し、オリジナルスープも開発して開業しました。

ところが、集客がうまくいかず、開業半年で廃業になりました。立地の選定や広告などが原因の可能性があります。







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