私は、こうして「株取引」で大損した、なんで?いつも予想と逆に動く?

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イギリスのロンドンその他
イギリスのロンドン

株取引は、本当は儲からないことの解説です。一攫千金を夢見て、株取引を始める人が多いです。ネット上には、「わずか20万円の投資で、1億円を稼いだ」という情報もあります。本当に株取引で稼げるのか、実際に株取引で大損したときの体験記です。

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天使と悪魔のかけひき

 

一攫千金を夢見て、株取引を始めました。生まれて初めてのオンライントレードです。結果から言いますと、スタートダッシュに成功しました。最初の1週間は、勝率6割で、利益は5千円でした。取引頻度は、1日に3回、1回の取引時間は30分ほどです。パソコン上の株価を見続けるため、集中できる時間は、30分が限界でした。

 

元手は20万円でした。少ない投資で始めた株取引としては、「まあまあの成果」でしょうか。

 

株取引を初めて経験して感じたことは、判断の苦しみでした。損失を覚悟して、株を売るときの気持ちは、天使と悪魔が綱引きするような感覚でした。売るのか売らないのか、かなり判断に苦しみました。

 

「負ける」とわかっていて、株を売るわけです。(もっと我慢すれば、値上がりするかもしれない)と考えてしまうのです。そして、迷って躊躇している間に、値下がりが続きます。損失が拡大し続け、値上がりを待とうとしますが、損失の額に耐えきれず株を売り、結果的に大損するのです。損失を拡大させてしまう典型的な負けパターンを、何度か経験しました。

 

株を買った後の、売るタイミング、売る時刻に翻弄されました。売るタイミングは、「利益が出たとき」に売るのが鉄則です。しかし、「もっと稼げるかも」と思い、待っている間に値下がりし、失敗するパターンです。悪魔のささやきに負けるのです。タイミングを見切ることができず、損してしまうのです。

 

その後の株取引は、一進一退でした。「利益を得ると、次の取引で、すぐに損する」という状態が、半年ほど続きました。利益よりも損失の方が大きく、投資金額が徐々に減るのです。その間、なんとか儲けようと、書店や図書館で、株取引に関係する書物を読み漁りました。

 

1日に何億円も稼ぐ天才トレーダーは、「何かノウハウを持っているはず」と思っていたのです。その「ノウハウ」さえ掴めば、簡単に大儲けできると思っていたのです。そして、株取引を始めてから1年ほど経過すると、元手が半分以下になっていました。ある日、気がつくと、買える株がなくなっていました。ついに、株取引失敗です。

 

1年間で12万円の損失でした。

 

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さらに深みに入り込む

株取引は、元手が少ないと、購入できる株が限定されます。得られる利益も小さいです。値上がりを待てずに少し焦ると、損することがわかりました。値上がりのタイミングを待つなど、時間を上手に使うことが必要と感じました。

 

そこで、カードローンで、思い切って50万円を追加しました。元手を58万円に増やし再スタートしました。もう、後には引けない状態です。背水の陣です。

 

ところが、それから1年経過したところで、再び、30万円の損失になりました。株取引の損失は、2年間で合計42万円になってしまいました。もう、これ以上は「破産への道」を進んでしまうと感じ、株取引は終わりにしました。

 

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株取引失敗の原因を分析

私は、株取引を2年間行い、大損しました。取引手法は、デイトレードでした。

 

私なりに敗因を分析しました。

 

損切りができず、損失が拡大。

少ない元手では、株をじっくりと選ぶことができません。値上がりしている株を買うと、すでに値下がりが始まっていました。

購入できる株が少なく、じっくりと時間をかけて冷静に買えません。早く買わないと値下がりしてしまうと思ってしまいます。

売るときも、時間をかけて値上がりを待てません。損失になると、すぐに焦って売ってしまいます。まるで損失を作っているかのようでした。

 

そして株取引は、精神的に追い詰められます。何しろ、とても疲れてしまうのです。

 

株を購入しているときは、確かに、社会の動きに敏感になります。ニュースの影響で株価が変わるかも知れません。自分の財産に直接影響します。敏感になりすぎてしまうのです。事件や事故、テレビで報道されるニュースのたびに、株価が気になってしまいました。何か起きるたびに、スマホやパソコンで、自分の株価を見てしまいました。

 

挙句の果て、常に何かに追われているような精神状態になりました。ゆっくりと寛ぐことができなくなりました。これは、私自身の性格かもしれません。もっと焦らずに、大きく身構えていれば良いのかもしれません。私には、それができませんでした。社会の動きに敏感になると同時に、精神的に敏感になり過ぎました。

 

株取引をやめてから、以前の精神状態に戻れて安心しました。もう、株取引は「懲り懲り」と思いました。

 

やはり株取引は、遊び金で行うべきものです。生活費とは関係ない資金(遊び金)が潤沢にあって、ゲーム感覚で楽しむものです。それくらいの余裕がないと無理です。

 

株取引は、生活費を使って、焦りながら行うものではありません。

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