海外旅行保険を忘れると、大変なことに!なんと盲腸だけで200万円

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海外旅行保険についての詳しい解説です。ケガや病気で手術や長期入院になると、数千万円という莫大な医療費が必要です。日本の「高額療養費制度」を適用しても、医療費のほとんどが自己負担です。例えば盲腸で入院すれば200万円近い医療費です。

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海外旅行保険の必要性と種類

 

海外旅行保険は、入った方が良いのか迷ってしまいます。旅行に行く前は元気なので、自分や家族が旅行先で病気になったりケガすることは想定しにくいのです。

 

保険料も安くないです。例えば、家族4人でハワイへ1週間旅行するときの保険料は27,000円です。27,000円あれば豪華な食事が楽しめます。オプションツアーなども楽しめます。海外旅行保険料は、ケガや病気にならなければ捨てることになります。

 

しかし、日本のような医療保険制度のある国は、海外にはありません。海外でケガや病気になると莫大な費用が必要です。国にもよりますが、盲腸で入院しただけで300万円かかります。高額療養費制度は部分的にしか補填できません。手術や長期間の入院なら2000万円以上の費用が必要です。日本のように高額療養費制度でカバーできないのです。

 

旅行に行く前は元気でも、海外で事故に遭ったり病気になれば莫大な費用が発生し、家計を直撃します。数千万円の負担になれば人生が変わってしまいます。そんなリスクを防ぐためにも海外旅行保険は必ず入りましょう。

 

海外旅行保険の種類は多数あります。選ぶポイントは、「治療・救援費用」の補償額です。無制限のものを選びましょう。海外の医療費は日本の常識をはるかに超えます。重い病気なら数千万円の医療費が必要です。「治療・救援費用」が無制限の部分をよく確認しましょう。

 

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クレジットカードなどの付帯保険

 

海外旅行保険は、クレジットカードなどに自動で付いているものもあります。しかし、当然のことながら補償額が十分ではありません。さらに補償の対象になる条件が細かく設定してあります。旅行代金をクレジットカードで支払わなければならない、などの制約や適用条件があります。

 

クレジットカード以外でも海外旅行保険が自動で付いているものがありますが、いずれも「おまけ」程度に考えてください。実際に海外でケガや入院したときには補償額が低くて使えません。

 

 

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海外で病気したときの平均的な医療費

 

盲腸で入院手術の場合の都市別総費用(2008AIU調べと全日本病院協会データからの部分抜粋)

 

費用(入院日数2泊3日)

 

サンフランシスコ 250万円

ニューヨーク 216万円

バンクーバー 150万円

欧州 ジュネーブ 297万円

ロンドン 151万円

パリ 113万円

ローマ 110万円

日本 52万円(自己負担9万円)

日本での盲腸の医療費の総額は約52万円です。医療保険で3割負担になり15万円程度の支払いです。さらに毎月の医療費の負担を軽減できる「高額療養費制度」を適用し、最終的な自己負担額は9万円くらいです。

 

アメリカなどで大ケガをしてしまい、寝たままの状態でストレッチャーで運ばれ、飛行機で日本まで移送されると、400万円以上かかるという情報もあります。

 

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公的な医療保険での補填

 

日本の医療保険制度の中には「高額療養費制度」があります。1ヶ月に支払った医療費が「自己負担限度額」を超えたときは、その超えた分の金額を払い戻してもらえます。海外の医療費でも使うことは可能ですが、日本を基準にして医療費が判断されてしまいます。つまり日本の医療費より高価な部分は補填されません。

 

例えば、ハワイで盲腸になり4日間入院したケースです。医療費の請求が220万円と想定します。日本の公的な医療保険制度を適用しても自己負担は177万円になってしまいます。

 

公的な医療保険では、「海外医療費」と「高額療養費制度」が適用できます。

 

まず「海外医療費」として、日本の医療費に相当する7割相当が補填されます。日本での盲腸の医療費は52万円なので52万円×0.7=36万円相当が補填されます。

 

次に「高額療養費制度」です。日本の基準では医療費52万円で3割負担16万円です。この3割負担額に対して「高額療養費制度」の「自己負担限度額」が適用されます。「自己負担限度額」として7万円の補填があり最終的な自己負担は9万円になります。

 

つまり、ハワイの医療費220万円に対して補填されるのは、「海外医療費」36万円と「高額療養費制度」7万円の合計43万円のみです。結果的に177万円(220万円ー43万円)負担しなければなりません。

 

日本なら9万円の負担で済みますが、ハワイなら177万円負担しなければならないのです。

 

何かあってからでは遅いので、海外旅行保険は絶対に入ることをおすすめします。

 

特に、家族や親せきに迷惑をかけないためにも必須です。海外の医療費は莫大な費用なので、自分だけの問題ではなくなります。

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