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【5時限】大型二輪の一本橋、スラローム、クランク、波状路、S字

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2014年教習所 大型二輪教習所
2014年教習所
大型二輪教習所
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大型二輪免許の教習についての解説です。乗車手順、一本橋(平均台)、スラローム、クランク、波状路、S字の走り方です。私は大型オートバイの「トルク」を過信し、なんと教習所でコケました。かなり恥ずかしかったですが、やはり教習所は安全でした。

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大型二輪教習の「乗車手順」

2014年10月20日(月)、珍しく教習所が土日に予約できず、平日に教習所へ行きました。タイミング良く、会社を休むことができたのです。ところが平日は空いていると思ってたのですが、わりと多くて、大型二輪が2人と中型二輪が3人でした。大型二輪の私が先頭になって、教官の後ろについて走りました。先頭を走るのは、やや緊張します。

ハーレーダビッドソン 2016ローライダー
ハーレーダビッドソン 2016ローライダー

大型オートバイの検定試験に備えて、「乗車手順」を復習します。イメージトレーニングが効果的です。

前輪のブレーキレバーを右手で握り、左手でハンドルを握ります。車体を起こし、サイドスタンドを足で外します。右後方を確認してから、オートバイに跨がります。

オートバイに跨ったら、すぐに右足でブレーキを踏みます。右足のブレーキは、スタートするときのギアチェンジまで、踏んだままです。

両サイドのミラーを調整します。必ずミラーに手を触れます。

左手でクラッチを握り、右手でオートバイのメインスイッチを入れます。初期ランプが消えニュートラルランプが点灯しているのを確認し、セルスイッチを押しエンジンを始動します。

右足のブレーキを離し、地面に右足を着けるのと同じタイミングで、左足をステップに乗せ、ギアチェンジする準備をします。足を左右踏み変えます。

左手でクラッチを握ったまま、左足でチェンジペダルを踏み、ギアを1速に入れます。

左足を地面に着け、右足でリアブレーキを踏んでから、発進合図の右方向指示器を出します。

ゆっくりと右後方を振り向き、車などが来ていないことを確認し、半クラッチでスタートします。走り出したらすぐにギアは2速です。

この手順は、繰り返しイメージトレーニングしておくと、検定試験のときに役立ちます。

教習所の二輪専用コース外周を走り、大きく八の字走行を2回、その後スラロームに入りました。スラロームは、時々反対側からも走ったりして、3回ほど繰り返しました。

ハーレーダビッドソン 2016ローライダー
ハーレーダビッドソン 2016ローライダー
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「スラローム」の走り方

大型二輪教習での「スラローム」は、「アクセルをふかすことで、車体を起こす」のがコツです。

パイロンをよけるとき、早いタイミングで車体を倒します。そしてアクセルを素早く開けて車体を起こします。「アクセルをふかして車体を起こす」イメージです。実際に走ってみると、なかなかむずかしいです。私の場合は、スラローム後半になるとパイロンをよけるのがきつくなります。リアブレーキを踏んでスピードを落とす状態になってしまいます。

教官から「視線が近いのが原因」と注意されました。それと自分では気付かないのですが、左腕が突っ張っているらしく、「左右同じようにスパッスパッとハンドルが切れてない」と注意されました。

モーターファンフェスタ 富士スピードウェイ
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恥ずかしい!「一本橋」(平均台)で落ちる

スラロームの次は「一本橋」(平均台とも言います。)でした。ギアは2速のまま、スピードを落とさずに一本橋を2回渡りました。しかし、なんと最初に「一本橋」の途中で落ちました。2速でスピードも速く、安定しているはずなのに落ちました。教官は笑っているし、あまりに恥ずかしいので、私も一緒に笑いました。たぶん若いときなら、2速で安定したスピードで落ちることはなかったでしょう。

モーターファンフェスタ 富士スピードウェイ

次は「一本橋」手前で、ギアを2速から1速に落とします。アクセルを少し開けて、エンジン回転数をあげたまま、半クラッチでスピードを調整しながら、ゆっくりと一本橋を渡りました。「前傾姿勢、ニーグリップ、視線」がポイントです。これらを意識すると、なんと「一本橋」から落ちませんでした。「一本橋」の乗車姿勢は、オートバイの「タンクにしがみつく」ようなイメージです。

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「一本橋」(平均台)の走り方

「一本橋」のコツは、「オートバイに身体をあずける乗車姿勢」です。

「猫背の前傾姿勢」です。重心はオートバイのタンクあたりを意識します。タンクの上あたりに重心を置くイメージです。

腕と肘は下げます。前腕部が道路と平行になるくらい下げます。そしてハンドルを左右に素早く振れるよう、肘が曲がるくらいに余裕を持ちます。「座る位置を前より」にして腕に余裕を持たせます。

「ニーグリップはしっかり」です。「視線は一本橋の出口」を見ます。不思議なことに、足元に視線を落とすとバランスを崩します。

「一本橋」手前で、ギアを1速にして一時停止したら、深呼吸してからアクセルを少しだけ開けます。エンジン音が高い状態をキープします。半クラッチのままスタートします。走り始めのスピードは、少し速いくらいです。最初は、安定したスピードで一本橋に乗ってしまいます。

車体が傾き始めたときは、ハンドルを早めに切り、バランスを取ります。傾いた方へハンドルを切ると、オートバイは自分で起き上がろうとします。車体が安定した後で、リアブレーキでスピードを落とし時間を稼ぎます。10秒以上がクリア条件です。バランスが安定した「一本橋後半」で時間を稼げは、余裕でクリアできます。

「一本橋後半」でゆっくり走るようにすると、余裕でクリアできました。54歳という年齢でも、教習の技術が身に付いていることを実感しました。

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「一本橋の敗因」はトライアル経験

私は一本橋が苦手です。失敗する原因として、車体のバランスを取るのに「上半身」を使っていました。肩や頭を左右に傾けて、車体のバランスを取ろうとしてしまうのです。若い頃のトライアル経験がマイナスに作用していました。トライアル車は車体が軽いので、身体の重心移動で、強引に車体のバランスをコントロールできます。しかし大型オートバイは重いので、上半身を揺らしても、バランスのコントロールは無理です。上半身を動かせば、逆にバランスが崩れるだけでした。すぐに一本橋から落ちてしまいました。

大型オートバイでは、上半身でバランスを取るのではなく、ハンドルを切ってバランスを取ります。オートバイに身をあずけ、タンクに「しがみつく」イメージです。ハンドルを早めに左右に振ってバランスを取ります。傾いた方へ、すぐにちょっとだけハンドルを切るのです。視線は一本橋の出口を見つめたまま、車体が右に傾きそうだなと思った瞬間、すぐにハンドルを右に小さく切ります。すると車体が真っ直ぐに起き上がります。左に傾きそうなら、すぐに左へハンドルを切ります。左右にハンドルを素早く切ってバランスを取り、頭や上半身は動かさないのがコツでした。

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「クランク」と「S字」の走り方

「クランク」のコツは、「視線を次に曲がる先へ」向けることです。

「曲がる先」を見つめることで、走行ラインが安定します。「クランク」を走るときは、2速のまま半クラッチです。エンジンを時折ふかし、回転数をあげたまま、「半クラッチとリアブレーキでスピード調節」します。車体をあまり傾けずに、内輪差を考えて曲がります。

エンジンの回転数を下げると、バランスが崩れてしまいます。「アクセルをブンブンと煽りながら」、半クラッチとリアブレーキでスピードをコントロールします。内輪差を意識して、コース幅いっぱいを使う走り方です。

「S字」のコツは、「直線的に走る」ことです。

ギアは2速のまま、クラッチは使わずに直線的に走ります。曲がる位置で車体を傾けて、曲がり終えたら早めにアクセルを開けて車体を起こします。アクセルで車体を起こす感じです。クラッチは使いません。アクセルとリアブレーキだけでスピードをコントロールします。

「クランク」と「S字」は、最初から苦手意識なく走れました。

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「波状路」の走り方

「波状路」のコツは、常にアクセルをブンブンとふかし、エンジンの回転数を落とさないことです。

ギアを1速に入れてステップに立ち、中腰になってから波状路に入ります。アクセルを煽って、「ブンブン」ふかしながら「半クラッチで段差を登る」イメージです。私は最初にエンストした恥ずかしい思い出があります。そのため、昔の暴走族が街中でアクセルを「ブンブン」ふかすようにアクセルを開けて、エンジンの回転数を落とさないようにしました。

半クラッチでゆっくりと前に進みながら、5秒程度で渡ります。波状路では、速く走ると車体が踊り出して危険です。スピードは、ゆっくり歩くくらいです。

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教官のマネをして「コケる」

教官の後ろについて走っているうちに、直角のコーナーを曲がるところが、妙に気になってきました。教官はオートバイをゆっくり走らせながら、スパッと車体を倒し直角に曲がります。しかし私は、曲がるときに車体を倒しきれず、大きく膨らみます。

(おかしいな、どこが違うのだろう。教官に出来るなら、自分にも出来るはず。大型オートバイはトルクがあるから、回転数上げずに車体倒しても大丈夫なはず。次の直角コーナーで真似して同じように曲がって見よう。)

教官と同じようにゆっくりしたスピードで走り、直角コーナーにさしかかったところで、車体をスパッと傾けました。すると次の瞬間、斜めになった車体はノッキングしながらエンストして倒れました。「ガシャ」という大きな音がして、オートバイと一緒に転倒しました。全員の注目を浴びました。数人の教官が「大丈夫ですか?」と慌てて駆け寄って来ました。教官や他の教習生全員から「冷たい視線」を浴び、恥ずかしさ満点でした。

教習所でコケたときは、笑ってごまかすしかありません。でも、やはり教習所は安全でした。コケても、すぐに教官が駆けつけて助けてくれました。もちろんケガはありません。

2016年ハーレーダビッドソン
2016年ハーレーダビッドソン

教官のマネをしてコケるとは、やはり運転技術が未熟でした。教官と同じように曲がれませんでした。それでも今日で、第一段階を修了です。無事に5時間でクリアです。「見極め良好です。」と誉められました。

「次は第二段階に入るので、検定試験用のコース2種類を覚えて下さい。」と教官から説明がありました。走行コースの写真をスマホで撮影しました。しかしコースが複雑過ぎて、覚えられる自信が全くありません。暗記は(ほんとに無理かも)と思いました。

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